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神戸空港に関する続報です。神戸新聞がいち早く神戸空港の発着便数の規制緩和開始日について報じました。8月1日(木)よりこれまでの1日60発着便から20便増の80発着便に緩和されるようですを
昨日、FDAフジドリームスエアラインズが4発着便で神戸空港に就航する件について記事を掲載しましたが、スカイマークは茨城、那覇、長崎についてそれぞれ1往復便の増便を決定しているとの事です。
増便が予定されている10往復便に対し、これで半分の5往復便の枠が埋まります。
スカイマーク | 茨城 1往復便 | 神戸発 8:00 18:45 |
---|---|---|
スカイマーク | 長崎 1往復便 | 神戸発 12:55 15:10 19:45 |
スカイマーク | 那覇 1往復便 | 神戸発 7:50 10:00 11:15 |
FDA | 松本 1往復便 | |
FDA | 高知 1往復便 | |
合計 5往復便 |
残りの5往復便枠はどうなるのでしょうか。スカイマークは既に7往復便を運行するドル箱路線の羽田便を増やしたくてしょうがないと思いますが、羽田が都心上空飛行規制緩和によって新たな増枠が出るまでは待ちたいというところが実情でしょうか。ソラシドエアーの新規もしくは既存便の増便を1ないし2往復も考えられそうです。
こうなると10往復便の増枠はすぐに埋まってしまうかもしれません。神戸空港の利便性の高さの一つは車での空港アクセスのハードルが低い事も挙げられます。駐車料金が低く設定され、搭乗者割引も設定されています。臨時駐車場として使用されていた東側は砂利敷きでぬかるみが酷かったのですが、舗装されて使い勝手が向上しました。
次の緩和は井戸知事が希望していた120発着便まで一気に進むか。
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しんさん
こういった前向きな話はワクワクしますね。残り5枠の離発着枠ですが、やはり羽田の離発着枠を多く持つANAが他路線から神戸便に振り替える形で増便してくるのではないでしょうか。ANAといえども羽田発着便の中で搭乗率の悪い路線はあるはずなので。
ただJALが経営破綻とはいえ撤退するほどの路線だった神戸便が、こういった魅力的な路線と言われるようになったのは運が良かったかもしれませんね。
120便まで緩和されると鹿児島空港やセントレア並みにまで利用者数が増えるでしょうから、やなり松本座長が上げていた通り空港ターミナルの改築は必至ですね。
そうなればますますアクセスを強化する必要があり、神戸空港はかなりの潜在能力を秘めているだけに課題も多いですから、ここは官民一体になってしっかりとコミュニーケーションをとってもらいたいものです。
日本航空が帰ってくるか気になるところです。
面白いサイトを見つけました。
各地の中心街から空港までの直線距離を一覧にしたものです。
http://air-line.info/citycenter.html
なぜか神戸空港は入っていません。古い情報なのかもしれませんが。
そこでGoogle MapでJR三ノ宮駅から神戸空港までの直線距離を算出させたところ、およそ7.3kmでした。
(少なくともこのサイト内では)10km以内に収まる空港は那覇や福岡など7都市のみですので、神戸空港は国内でも有数の至近距離にある空港と考えていいでしょう。
しかも神戸は150万人都市ですので、空港、都心に新幹線の要素を含めると比肩するのは福岡のみです。
Yahoo!路線情報で検索するとポートライナーの三宮駅から神戸空港までは8.2kmで、18分かかります。
つまり平均時速27kmしか出ていません。
これでは三ノ宮駅から原動機付自転車で直接神戸空港に行くようなものです。
やはり途中に駅が多すぎですし、直角に曲がるコーナーもあるのが原因でしょう。
これだけの地理的なアドバンテージがありながらそれを生かしきれないのは大きな損失です。
地下鉄で輸送量の増大と速達性を得なければ、「交通が不便→不便な空港に規制緩和する必要なし→規制緩和されない空港の輸送を改善する必要なし→交通が不便」の負のスパイラルから抜け出ることはできないでしょう。
私鉄やJRからすると、身銭を切って神戸の問題を解決してあげる義理はありませんので、この負のスパイラルを止めることができるのは市営地下鉄のみになります。
神戸空港を作っておきながら、「その輸送はあり合わせのポートライナーとバスで。だって失敗するのが怖いんだもん」では空港というコンテンツは生きてきません。
そもそも、そんな片手落ちの中途半端な開発ならばしないほうがいいでしょう。
今の神戸に必要なのは、全体を俯瞰した投資的な開発です。
80年代の神戸にはそれがありました。再び取り戻しましょう。
JALは戻ってくるんでしょうか….