雲井通5丁目やJR三ノ宮駅ビルの工事がかなり派手になってきているのに対し、まだ地中を中心とした工事が進行している神戸市役所本庁舎2号館他再整備事業。4月よりこれまでの旧2号館解体の位置付けから本格的な新築工事としての移行に

4月より東側フラワーロード沿いの歩道の通行も禁止され、この敷地の四方は完全に閉鎖状態となりました。

北側の横断歩道にはバリケードが構築され、横断が禁止されています。

ここに3年半後には高さ140mの超高層ビルが聳える事になります。市役所1号館の高さを凌駕し、D’グラフォートタワーにも迫る大きさです。更には周辺のいずれのタワーもスリムですが、このビルはかつてない程の南北方向にワイドスパンの超高層建築となります。

敷地内では旧2号館や地下駐車場も含めての地中障害物解体撤去が行われています。数多くの重機が稼働中です。竹中工務店が施工していますが、同社が同様に施工しているJR駅ビルでは地中障害物撤去から基礎工事に至っては丸五基礎工業が担当していますが、この現場では様相が異なります。

この現場にもドイツバウアー社製の自走式掘削機であるBG掘削機が登場。地中障害物撤去には欠かせない存在です。

ケーシングチューブやハンマーグラブを使い、オールケーシング全回転掘削機も稼働しています。

敷地を北側に拡大してより大きなフロア面積の確保が可能となっています。このプロジェクトでは容積率緩和は行わなれていないようです。

杭工事に移行するタイミングはいつ位でしょうか。この現場も逆打ち工法が採用される可能性が高いと思われます。

解体撤去から神戸市役所本庁舎2号館他再整備事業へと工事名称が改められました。労災保険関係成立票は2029年10月末までが事業期間とされています。

上空から見渡した現場です。開業時期はあくまでも2029年度と捉えていた方が良さそうです。2030年春が濃厚と言ったところでしょうか。

建物西側立面図です。これまで公開されてきたパースは北東面のみでしたが、西面のオフィスフロアは窓の数が少なめです。

コンラッドの入る最上層部。カーテンウォールに包まれたガラスの箱が飛び出しており、夜間も照明がともる「灯台のような存在」になる予定です。以前のデザインでは最上部をライトアップする形でしたが、最上部の照明演出方法が変更されています。

地下1階から地上2階の3フロアに商業テナントエリアが設けられます。建物北側を中心に商業ゾーンが設けられ、物販と飲食に分けて853平方メートル。北側には地下通路と一体化された広場も整備される模様です。

1階も物販と飲食に分けて少し大きい905平方メートル。意外にも飲食テナント区画は小さめで、物販により大きな売場面積を割いています。中央にはエスカレーターを配置。南側は市民に開かれた公共空間として活用されるのではないかと思われます。

そして2階も他フロアと同様の構成で853平方メートル。3フロア合計の商業ゾーンは2,611平方メートル。駅からは少し離れた立地にどのような物販テナントを誘致する計画なのでしょうか。やはり上層階に入るコンラッドを意識した構成になるのでしょうか。

三宮には次々と新たなランドマークが誕生しますが、それぞれが競合しながらも補完と連携し合う事によって、広域圏や海外からの集客に効果を発揮し、来街者を増やして活性を高めていく必要があります。三宮の新施設の運営事業者と神戸市は今後の街の運営についても新たな仕組を構築し、相互連携とIOTを駆使して施設間とエリア間の回遊性を目指して欲しいと思います。
神戸市役所本庁舎2号館他再整備事業が本格始動 地下-地上2階の商業施設のフロアプランも固まる
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