神戸市は既に整備が完了している三宮駅を除く市営地下鉄西神・山手線の全15駅に転落防止用の自動ホームドアの設置を行う事を決定しました。既に拠点駅整備の一環として、新長田、名谷、西神中央への導入を決定済でしたが、これを全駅に拡大する事になりました。
設置に掛かる総事業費は約50億円(既設の三宮駅を含む)を見込みます。1/4は国の補助金を得る予定です。22年度までに全車両が新型の6000形に入れ替えられる予定ですが、この新型車両はホームドアと連動した同時開閉が可能との事です。
ホームドア設置により転落事故を完全に封じる事が可能です。東京では東京メトロの地下鉄のホームドア導入を全駅に拡大していますが、関西の鉄道ではこの西神・山手線が他線に先駆けて全駅導入を実現する事になります。
この段階で全駅導入に踏み切ったのは阪急の地下鉄乗り入れ構想が事実上白紙になった事も後押ししているのではないかとも推測できるでしょう。
設置工事を担う事業者については既に一般競争入札が広告されています。ホーム柵は各駅各ホームに18台が設置される予定です。
神戸市営地下鉄西神・山手線の全16駅にホームドア設置へ 今年度より工事開始 23年度設置完了予定
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