10月の竣工が迫ってきたNTT都市開発が進めている磯上通7丁目の (仮称)神戸三宮プロジェクト新築工事。ほぼ全ての足場の撤去が完了し、ファサードの全貌が姿を現しました。
地上9階建のデザイナーズテナントビルには飲食・物販店、サービス系テナント、オフィスの開設が見込まれており、テナント募集を開始していますが、まだ一般の不動産サイトにはテナント募集の広告は打たれていません。
また未だにNTT都市開発の公式サイトにも何故かこのプロジェクトの記載はありません。3-9階には各フロアに互い違いに開口の配置をずらしたデザインが不思議なバランスを維持しています。また中央にバルコニーを設けています。テナントは左右に分割する、もしくは1フロアを一括で借り上げる事が可能です。
1-2階の基壇部はデザインを異にしています。2階は開口が最も大きなフロアです。中央のバルコニーも少しだけ上層階と位置を変えています。
2階には通りへの賑わいを演出する為、やはりレストランやサロン等の出店が望ましいでしょう。
1階の西側はエントランスホールであり、奥にエレベーターが2基備えられています。このエントランスホールには特にドア等は設けられないようです。
1階の東側はテナント区画で、物販や飲食系テナントの出店が想定されています。
ビル前の歩道は古びてはいますが、インターロッキング舗装が施されています。また通りは電線地中化が完了しています。ただ歩道は狭く、街路樹や照明設備もありません。ビルの向かいにはアイング三宮パーキングがあり、将来的には阪急による再開発が行われる可能性が高く、道路改良工事が必要になるでしょう。
新築ビルですが、既に何故かこの場所に馴染んでいる感があります。まるで以前から立地しているかのようです。
間に北野ビルを挟んで磯上通7丁目には2棟の新築ビルが建設されました。5月に竣工したLINEA三宮は絶賛テナント募集中です。これらのプロジェクトは三宮・ウォーターフロント再整備や神戸空港機能拡大・国際化による来街者増を睨み、テナント需要の増大を見込む先行投資と捉えられるでしょう。25年以降には更に新規プロジェクトの浮上も期待されます。
磯上通7丁目 (仮称)神戸三宮プロジェクト新築工事 足場撤去完了・ファサード全体のお披露目
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