磯上通7丁目でNTT都市開発が進めている「(仮称)神戸三宮プロジェクト」。まだこのプロジェクトの概要や建物イメージ等は明らかになっていませんが、もう一つの疑問であったこの土地の南東側で接する土地の開発との関連性有無については、ようやく明らかになりました。
結論から述べると、2つの土地は個別に開発が進められており、全く関連性の無い2つのプロジェクトが偶然にも同時に開始されたという事になります。
この土地の敷地面積は多く見積もっても250-300平方メートルと小粒です。アーバンネットやアーバンエースのブランドは比較的規模の大きい大型オフィスビルが主流であるNTT都市開発にとって、この土地の取得と開発を進めるに至った経緯や目的は興味をそそるところです。
ただ取得物件等については中小規模の建物も保有しており、今後は新規開発についても規模を問わないプロジェクトを増やしていく方針なのかもしれません。
神戸アリーナのプロジェクトを進めながら、ビル開発も同時に進行する事になります。また同社はまだ住宅展示場として暫定利用している神戸駅前の土地も保有しており、将来的にまた新たな開発を行う可能性も残しています。
それでは南側の土地では一体どのような開発が進められているのでしょうか。鍵を握るのはビル建設を行っている施工者です。
施工を担っているのは株式会社フウキ建設。大阪府八尾市に本社を置く建設会社です。建築や型枠工事を専門としています。
同社の公式サイトを確認すると、手掛けてきたプロジェクトは規模は大きくないものの、非常に多彩且つデザイン性に優れた案件が目白押しです。それらの殆どの物件の設計を担っているのは株式会社グラッドデザイン。し2社間には親密な関係があるのかもしれません。
そしてフウキ建設の公式サイトの施工中物件にこの磯上通で開始したプロジェクトの紹介が見つかりました!
「磯上通プロジェクト」と称され、鉄骨造地上10階建てのテナントオフィスビルとされています。完成イメージパースからファサードは複雑に入り組んだフレームを組み合わせたカーテンウォールが特徴のスタイル性の高いオフィスビルとなるようです。
建物には「101 ONE O ONE」という名称が与えられる模様です。
また同社の施工物件のプロジェクトに気になる案件が存在する事も判明しました。
「磯辺通3丁目プロジェクト」と銘打たれた計画があり、6月から始動すると記載されています。磯上通プロジェクトの面する国道2号・ポートライナー線の南側角地にあるコインパーキングが開発対象地のようです。近日中に現地確認をしてこようと思います。
こちらにも「101 ONE O ONE」の名称が与えられています。
どうやらフウキ建設が手掛けるテナントオフィスビルブランドとして、「101 ONE O ONE」を展開していくようです。既に大阪市中央区に「ONE O ONE 南本町」がこの6月に竣工したばかりのようです。
三宮で一度に二つのテナントビル開発を始動する同社の意気込みもさる事ながら、三宮エリアの開発活発化が非常に顕著になってきました。矢継ぎ早に新規の開発プロジェクトが浮上しています。投資対象としての三宮の相対評価が向上している事は間違いないでしょう。
http://www.fuuki-kensetu.com
フウキ建設公式サイト
磯上通7丁目で始動したプロジェクトはNTT都市開発ともう1社の個別開発と判明 更に近隣で新たな開発プロジェクトも浮上!
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2件目の場所、以前磯上体育館の記事で紹介頂いていた土地と思います。22年内に共同住宅着工の立て看板だけで進む様子が無かったのですが、計画変更があったようですね。