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神戸須磨シーワールドの開業によって須磨海浜水族園・海浜公園の民営化が完了し、いよいよ続いて王子動物園を含む王子公園の再整備を開始する段階に至りました。動物園ゾーンや大学ゾーン以外のエリアについての整備を進める為の設計・施工を行う民間事業者を募る公告が神戸市から発表されました。
事業範囲は次のように定められています。
スタジアム、登山研修所、立体駐車場、緑の広場、シンボルプロムナード等の整備及び事業範囲内の既存施設の解体撤去
予定発注価格上限は156億円。建築資材、人件費高騰が叫ばれている昨今、上記を整備するに十分な事業費かどうかは、公募にプロポーザルを立案する各事業者の判断や工夫に委ねられます。
ゾーンによって段階的に整備と建設が進められますが、完工後の各施設の引き渡し想定時期は以下に定められています。
- 立体駐車場:2028年春頃
- 緑の広場:2029年春頃
- シンボルプロムナード:2030年春頃
- スタジアム:2030年春頃
大学ゾーンに関西学院大学が開学を予定するのが2029年。予定地にあるスタジアムは来夏には稼働を休止し、新スタジアムが完成する30年までの5年は、他施設でその機能を代替する必要が生じます。
設計・施工の対象となるゾーンや施設はベージュに着色されています。前述の主要施設の他、動物園のエントランスゲート・広場や川沿い園地、天城橋や中原橋の掛け替え、各ゾーンおける園路や遊歩道の整備も含まれています。
これらの公園ゾーンの再整備に加えて、大学ゾーン、動物園ゾーンでも、順次、リニューアルが進めれる事になり、ひとまず6年後の2030年頃には公園エリア、大学、動物園の第一フェーズ等の大方は形になっている想定です。
須磨海浜公園の再整備もスピーディーに進んだ印象でしたが、再整備事業者の公募開始から新施設の開業までに5年を要しました。従って王子公園の再整備も今回のスケジュールは無難と言えるでしょうか。入札開札予定日は年末の12月26日を予定。スムーズに進めば来年2月には事業者が決定・発表される事になります。
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