神戸空港

昨年度の神戸空港利用者数は361万 過去最高値を更新!


関西エアポートが運営する関西3空港の昨年度の利用者状況を発表しました。

2024年4月-2025年3月の3空港の合計旅客数は、5,085万人となり、単年度で初めて5,000万人を突破。この内、1,983万人を外国人客が占め、これまた過去最高値の記録となりました。

日本一の羽田空港の利用者数は8,590万人。成田空港は3,980万人。両空港を合わせると、1.26億人で、未だ関西3空港合計の倍以上となっています。



神戸空港については、361万人に達し、一昨年度の344万人と比較して5%の上乗せによる過去最高値をたたき出しました。



コロナ禍では20年に121万人にまで激減した神戸空港の利用者数は、22年より再び300万人台を回復し、一昨年度から過去最高記録を更新し始め、2年連続での快挙を果たしました。

神戸空港を取り巻く環境は大きく変化を遂げており、今月より国内線の発着回数上限がこれまでの80回から120回に引き上げられました。



また第1ターミナルと名前を変えた既存のターミナルビル3階には待望のフードコートが誕生。利用者の利便性を大幅に向上しました。



そして更には今月18日より国際チャーター便の就航が開始され、悲願の国際化が達成されました。



第2ターミナルも開業し、2030年頃までに国際定期便の就航開始を目指して、整備が整えられていく事になります。

市の試算では、神戸空港の利用者数は700万人まで増加を辿る予想です。今年度も確実に昨年度を上回る可能性が高く、初の400万人突破が見えてくるのではないかと思われます。



今年は開催中の大阪万博も手伝って、関西3空港の利用者数も記録を大きく更新するでしょう。夢洲では、国内初のIR施設も着工。ますます関西3空港の利用促進による経済活性の重要性が高まる事になります。まだ大きな隔たりのある首都圏2空港との差を埋める為、関西3空港の持つポテンシャルを最大限に引き出し、世界から関西にヒト・モノ・カネが集まるネットワークを確実に築く必要があります。

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  1. EYESTAR より:

    国内大手航空会社が羽田に拠点を置き、
    そこに人材育成の訓練施設のほか、機内食などの
    ケータリングサービス工場が整備され、人的・物的に質の高い
    サービスが提供されている現状を見る限り、国際化された
    神戸空港もこうした航空関連施設を航空会社や行政主導で
    整備を進め、国際線などの旅客サービスに反映させるべきですね。
    現状、韓国・台湾・中国便の機内食は、現地から持ち込まれた
    ものが神戸発の旅客に提供されているそうですので。

    神戸空港島の用地は限りある貴重な資源の為、
    利活用に関して戦略的に検討する必要がある中で、
    今後の需要に応じてまず必要になってくる宿泊施設や商業施設
    と併せて、空港島東側にこうした航空関連施設群の整備も
    検討すべきでしょう。その為には、関西3空港の利用客数が
    伸びている今こそ、スカイマークとFDAの他にも、
    特に国際線就航に前向きな姿勢を示してくれる可能性のある
    国内航空会社を誘致することが重要になりそうです。

  2. S.Y. Kobe より:

    神戸空港国際化は海外キャリアや関西圏空港旅客から圧倒的な支持を得て期待通りのスタートを切りました。増大する需要に応えるため神戸空港は更なる拡張計画がこれからも続き、エプロンの再拡張と新しいターミナル整備が進みます。

    神戸空港に国際便が就航して関西の旅客利便性も画期的に向上しました。空港1時間圏1000万人の圧倒的なポテンシャルはやはり関西最強。そして空港母都市神戸に経済的・不動産的な恩恵をもたらし続ける事になります。

    その恩恵により神戸の目指すべきは第一に国内外企業・事業者の誘致、すなわち市内就業者の増加でしょう。神戸のアイデンティティを曖昧にしてまでインバウンドに執着する事まく、主体性のある都市造りを目指して欲しい。

  3. ななしのだるま より:

    国際線就航のインパクトで影に隠れてますが就航以来苦労していたFDAの地方路線が25年3月は搭乗率8割超えとようやく路線定着の兆しが見えてきましたね。
    国内線の発着枠も拡大されたのでこのまま国内線路線も拡充してほしいですね。今のところ目立った話題はトキエアの就航くらいなので。

  4. KRT より:

    先日実際に第2ターミナルを見に行ってみました。
    確かに出発や到着ラッシュ時は賑わっていましたが、それ以外はがらんどうでした。当たり前と言ったら当たり前ですが…
    あと以外にも誰もターミナル間の連絡バスには乗っていませんでした。歩いて5分掛からない程度なので必要ないのでしょう。
    実際第1→第2までバスだと30秒程度ですが、それ乗るために最大15分待たないといけない事を考えるとあまりにも無駄ですね。
    速やかに連絡バス構想を撤廃して完全室内の連絡通路を整備するべきだと思います。市長は空港島内LRTも視野に入れてたみたいですが、バスですら乗ってない現状を見たことがあるのでしょうか。
    あと、日中のポートライナーは確かに神戸空港までずっと混んでいたわけではないですが、計算科学センターまではかなり混んでいることは確かなので速やかに増便して欲しいです。
    2024年問題でバス運転士が不足しているのに、アクセスバスや連絡バスなど頑なにバスにこだわり続ける神戸市の考え方が理解できません。

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