新港第2突堤の再開発がNTT都市開発、NTTドコモ、スマートバリューによって進められており、神戸アリーナの建設が順調に行われていますが、アリーナとその周辺のウォーターフロントエリアについて、アリーナの興行日のみでなく、通年に渡って賑わいを創出する空間整備を目指すとしています。
アリーナの運営を予定するOne Bright KOBEは、神戸市が保有する突堤の先端緑地について、港湾環境整備計画制度(みなと緑地PPP)を活用し、アリーナ周辺の公共緑地をアリーナと一体的に運営することにより、賑わい創出と市民をはじめとした来訪者の利便性・快適性の向上を図る計画を提案し、同市もこの制度における全国初の認定を行いました。
これによりOne Bright KOBEは、この緑地空間を30年間に渡って借受、アリーナとは別に新たな賑わい施設を建設し、にぎわいの創出と緑地の管理を行う事になります。
同社と畑友洋建築設計事務所がタッグを組み、緑地内に緑の丘のような建築を計画。緑の丘の上からは南側に神戸港、北側にはアリーナやその背後に神戸の街と山々が連なるパノラマを望む事ができる予定です。
緑の丘の内部には飲食店が整備される予定で、建物としては鉄骨造2階建の建築で、延床面積900平方メートルを想定しています。
One Bright KOBEが、アリーナと緑地の双方の運営管理を行う事によって、突堤全体の賑わいを生み出す相乗効果が期待できます。
これにまだ概要の明らかになっていない突堤間の水域整備も加わり、更には突堤基部の倉庫跡地の再開発が確定すれば、ポテンシャルは飛躍的に向上する事になるでしょう。
先月に横浜のKアリーナ横浜でのフェスイベントに参加し、アリーナの持つ集客力とその周辺に与える経済効果の大きさを強く体感しました。アリーナ周辺施設では、イベント興行前後にも多くの人々で賑わいを見せます。そして今回の計画は、興行のない日も含めて突堤周辺に人が集い、既存のウォーターフロント並みに賑わうエリアとして成立する一つの仕掛け・試みと評価されるでしょう。
因みにOne Bright KOBEは、これまで神戸アリーナという仮称で呼んできた同アリーナの名称が「GLION ARENA KOBE」に正式決定したと発表しました。同アリーナのすぐ北側に本社を置く株式会社ジーライオンが、「オフィシャルトップパートナーシップ」の契約を締結。アリーナ竣工まで1年に迫ったこの時点で、一挙に外堀が埋まってきました。ますます神戸アリーナプロジェクトに対する期待が高まっています。
新港第2突堤再開発・One Bright KOBE が「港湾環境整備計画」の国内初認定 突堤先端緑地に集客施設を整備 アリーナ名も正式決定!
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違う話になりますが、六甲アイランドの『ROKKO I PARK』について、現在発表済みのテナントが3月1日に先行オープンすることがわかりました。
但し、まだ発表されていないテナントは開業がやや遅れる可能性が高いようです。
丘状に整備された緑地のパースを拝見していると、
真っ先に「六甲山牧場」を思い浮かべました。
さすがに動物を放し飼いにするわけには
いかないと思いますが、アリーナを訪れる人々の
憩いの場になってもらいたいです。
丘の中からひょっこりと商業施設が顔を出すような
斬新なデザインが、神戸らしくてお気に入りです。