神戸市が市営地下鉄新長田駅のコンコースおよびプラットホーム階の内装や地上の東出入口のリニューアルを計画していますが、この改修デザイン案について3案を提示し、投票によって決定する総選挙を告示しました。12月11日~1月18日までの約1ヵ月に渡って投票を受付し、その結果が発表されました。
最多得票数を獲得したのは「デザインB案: 「緑と光」~風に揺れる木々のゆらぎや光を抽象化した未来的な駅空間~」でした。
総投票数は3,413票。B案は1,474票と約43%を獲得。他案を圧倒的に突き放しての勝利でした(A案:1,148票・34%、C案:791票・23%)。私の予想はコンサバなA案に決定かと思っていましたが、意外と思った以上に神戸市民は冒険する気質を持っていたようです。これは良い意味で裏切られました。
デザイン案が確定した為、今後は改修に向けて着手をする予定です。スケジュールとしては実施設計を21年9月末に完了し、着工は21年度後半。完成は着工2年後の23年度後半を予定しています。
神戸市交通局は地下鉄西神・山手線の新車両デザインを決定する際にも今回と同様に3案のデザイン案を提示し、投票によって確定しました。今後もこのデザイン総選挙は継続して欲しいと思います。三宮駅の東改札内外コンコースやさんちかとの連絡通路も是非ともリニューアルを実施するべきです。
新長田の駅前は交通拠点化を目指す為に市バスターミナルを整備する構想がありますが、まだこの計画の着手時期は示されていません。地下鉄駅のリニューアルと同時に進行するのかどうか。来月には示されると思われる来年度の予算案で何等かの具体的なスケジュールが明らかになるのかもしれません。
市営地下鉄西神・山手線「新長田駅リニューアルデザイン総選挙」によってデザイン案が決まる
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