24年3月中旬の完成まで約半年を切った地下鉄新長田駅の大規模改修工事。ホーム内も上りに続き、下り方面の既存内壁の撤去が完了し、新たなパネルを取り付けるフレームも設置されています。
上り方面の壁は新たなパネル取り付けが既に完了していると共に、自動ホーム柵の上には一直線に続くライン照明が設置されました。
また板宿方面側から遂に天井パネルの取り付けも開始されています。
それぞれの柱の周りには大きな穴が開けられており、柱が木の幹に模された枝の装飾が取り付けられる予定です。
柱の改修が終われば、ホームの上り方面周りはほぼ完成形となっています。
階上へと連絡するエスカレーターと階段の改修も完成形が見えてきました。
階上の改札内コンコースも天井や壁のパネル取り付けが進みました。
駅舎内に共通したライン型照明と緑のラインのデザインがアクセントとなっています。
天井パネル内の曲線を描く継ぎ目のラインが良い感じです。
改札機周りの天井パネルの設置も完了し、改札内外に統一感が出てきました。
改修前の陰気な暗さは完全に払拭されました。
柱の改修は階上も階下も最後に残されています。
地下鉄西神・山手線の駅はどの駅も独特で特有の香りが漂っていると思うのは私だけでしょうか。使用されている建材が要因なのかは定かではありませんが、どの駅も同じ匂いがします。
煉瓦の床と真新しいパネルによって、上下で昭和と令和を組み合わせています。
柱の改修が進むと更に雰囲気は大きく変わる事になるでしょう。
新長田駅のリニューアルは、改修工事の始まった三宮駅やこれから開始される板宿駅のベンチマークとなります。
新長田駅は全面改修という形を採っていますが、その内実は既存設備の一部の利用継続をデザインでカバーしています。やはり東京メトロの駅の全面改修度合いとはコストの掛け方の違いを感じざるを得ません。しかし関西圏における地下鉄駅のリニューアルはこれまで、大阪メトロの駅が先行していますが、いずれの駅もトータルで改修されている駅は無く、部分的なリニューアルに留まっています。観光客がごった返し、利用者数も多い京都の地下鉄は至っては、駅改修に回せる資金的余裕は全く無いようです。
JR駅との連絡となる階段とエスカレーターについてもリニューアル工事が進行しています。
階段のステップや壁のパネル化が完了しました。
残るは年季の入ったコンクリート剥き出しの天井。こちらもパネル化によるリニューアルを行う為、コンクリートにフレームをビス止めする作業が進行しています。
新長田駅のリニューアルもゴールが見えてきました。
リノベーション神戸・地下鉄新長田駅大規模改修工事 完成までに半年を切り、完成形が見えてきた!
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地下鉄の駅の『匂い』、個人的には小さい頃から好きです(笑)
この匂いがわかると、『地下鉄の駅に来た』という実感が湧きます。