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川崎重工業の業績が飛躍的に拡大 2030年度の売上目標は3.3兆円!


神戸を代表する大手企業の川崎重工業。JR神戸駅前の神戸クリスタルタワーに本社を置いています。日本のものづくりを牽引する重工大手の一角を担う同社。直近の決算では過去最高を塗り替えるなど、躍進を遂げています。単に景気が良いというだけでなく、時代のニーズを完璧に掴んだ事業展開がその背景にあります。



近年の目覚ましい好業績は、複数の事業がバランスよく稼ぎ頭となっている点にあります。まず筆頭に挙げられるのが、安全保障環境の変化や国家予算の方向性を背景に、航空機や潜水艦などの防衛装備品の需要が安定的な収益の柱となっている点です。昨今、世界情勢は非常に不安定となっており、防衛費の増額は賛否が分かれるところですが、航空宇宙産業の進化は防衛技術の進化と表裏一体です。



ドローン(無人航空機)および無人システム分野の展開も非常に重要なキーワードです。同社は単なる小型の撮影用ドローンではなく、長年培った航空機やヘリコプターの設計ノウハウ、そしてモーターサイクル(バイク)で磨いた高出力エンジン技術を掛け合わせ、「大型・重量物輸送」や「防衛・安全保障」に特化した高度な無人機開発を急ピッチで進めています。

大型無人コンパウンドヘリコプター「K-RACER(ケイレーサー)」の開発・実用化や欧州の航空宇宙大手エアバスと技術提携し、同社が主導する大型無人機「ユーロドローン」に、川崎重工が誇る高度な「対潜水艦探知技術」などを搭載して日本向けに共同提案・開発する動きを本格化させています。

このように、川崎重工のドローン戦略は、民間の「物流・インフラの自動化」と「国の安全保障」という極めて重要度の高い2つの軸で存在感を増しています。



更には、ポストコロナ期に入り、人流の回復に伴って世界中で空の旅が日常に戻ったことで、民間航空機向けエンジンの製造やメンテナンス需要が急ピッチで回復しました。また人手不足が深刻化する国内外の現場において、自動車や半導体分野などで活躍する産業用ロボットや精密機械の売上が好調です。

更には、川崎重工が神戸市と描き始めているのが、地球温暖化の切り札とされる「水素エネルギーのサプライチェーン構築」です。水素を「つくる・はこぶ・貯める・つかう」という一連の技術を実用化するため、世界に先駆けて実証実験を重ねています。2030年代に向け、こうした次世代のクリーンエネルギーや最先端の自動化技術を新たな巨大ビジネスへと育てる計画です。

これらによって、2030年度の売上を3.3兆円に目標設定しました。これはライバルである神戸製鋼の2030年グループ連結売上目標の3兆円を上回り、川崎重工が神戸のトップ企業へと踊り出る事になります。裾野を広げ、神戸経済への還元も期待したいですね!

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