1980年の開業以来、初の大規模改装を開始しているJR芦屋駅ビルのモンテメール。今年3月に本館・西館を閉館し、リニューアル工事に着手しました。
工事名称はモンテメールリニューアル工事。工事の発注者は神戸SC開発、施工はジェイアール西日本ビルト。JR関連の建設工事は傘下の大鉄工業が主な施工者となるケースが多いですが、今回のジェイアール西日本ビルトは管内の駅ナカ商業施設の改修等、構造等には大きく関与しない内装改修等を主に手掛けているようです。
2階の駅改札外コンコースに連絡するモンテメールのエントランス。目隠しのシートが貼られています。
来春のリニューアルオープン予定です。改修に1年を掛ける大規模な工事が進行中ですが、リニューアルの内容はベールに包まれています。
1階は大丸芦屋店やマクドナルド、三井住友銀行等の一部の店舗が営業を継続しています。
モンテメール1階の吹抜空間は以前にリニューアルされているのでここは改修の対象ではありません。
JR西日本管内で最大の輸送量・ドル箱路基幹路線である京都線-神戸線-山陽本線の中でも駅ビルを構える駅は多くはありません。
ターミナル駅でもない芦屋駅に百貨店の入る駅ビルが存在する事自体が非常に稀有です。流石に建て替えには至りませんでしたが、どこまで本気のリニューアルなのか期待が高まります。
駅ビル改修は一連の芦屋駅活性化事業の第一弾であり、続けて7月よりJR西日本は芦屋駅舎の改良に着手しています。
現状はまだ目に見える工事の進行はありませんが、尼崎駅のようにホーム上に人工地盤を構築して橋上駅舎の面積を拡大し、駅ナカ店舗の増床や動線の再編を行うと共に南口の再開発ビルと直結するデッキへ連絡し、エスカレーターの設置によるバリアフリー化も図ります。
都市計画決定された芦屋駅南口駅前の再開発エリア。まだ具体的な解体工事は開始されていません。
モンテメールのリニューアルを皮切りに今後5年間で大きな変貌を予定する芦屋駅周辺。尼崎、西宮、明石、姫路等、沿線都市が次々と変化による活性化を進める間、三ノ宮同様に芦屋も過去の栄華・開発に依存し、停滞感漂う街といったイメージが定着してしまっていましたが、ようやく追撃体制に入りました。
地域探訪: JR芦屋駅ビル モンテメールリニューアル工事 JR芦屋駅舎改修工事
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