2019年より着手し、長らく大規模な工事が続いているJR大阪駅西側エリア。西日本最大のターミナルである同駅の西側を、いよいよ来年に街開きを予定しているうめきた2期地区「グラングリーン大阪」への玄関口として、再整備すべく、「新改札口整備」、「高架下開発」、「新駅ビル開発」が進行していますが、まずは先行して新改札口である西口改札の供用がいよいよ3月18日(土)より開始されました。
新改札コンコースは在来線の高架ホーム西側を延長して整備されました。
既存の各ホームの先端を改造、延長している為、あくまでも通路として機能し、この位置には列車は停車しません。
もしJR三ノ宮駅に新たな東口が開設される場合にもこのようにホームの延長が行われるのでしょうか。
延長された通路幅はホームよりもかなり狭い為、進入時してくる電車は、まだかなりのスピードが出ています。通行人に雨・風や危険が及ばないようスクリーンの設置によって安全設計の配慮が行われています。
西出口への階段です。位置をずらして、エスカレーターとエレベーターも完備されており、バリアフリー化は万全です。
それでは階下の改札内コンコースに降りてみましょう。
直進すると、西出口の新改札。右に進むと、うめきた2期エリアの真下に位置するうめきた地下出口にアクセスします。
ホーム高架下に広がる改札内コンコースの様子です。非常に明るく開放的な空間が広がっていました。
各ホームへと連絡するエスカレーター上の天井には雲のように波打った形状のデザイン照明が大きな存在感を放っています。非常に明るく、デザイン性にも優れています。
ホーム下の柱は、視認性の高いデザインシートによって案内表示化しています。これまで大阪駅内他コンコースでは柱をパネル化していましたが、ここ最近は新駅の開業時にもデザインシートで対応しています。コストパフォーマンスが優れているのでしょう。
改札機前の中央部にはフルLEDモニターを10台吊り下げた発車時刻の案内表示がズラリと並んでいます。床のモザイクパターンは、他コンコースと共通です。
西側へのアクセスの需要は現状はあまり無いのと、まだ認知度が高くない為か、コンコース内はあまり人がいません。うめきた2期エリアが開業すると、一気に利用者も増える事でしょう。
今後はエキナカ・テナントが入ってにぎわう構内になるのかと思います。
コンコース中央には神戸でもお馴染みの「光柱」が集中するシンボリックなエリアが現れます。
黒の石張りの柱の中央は柱によって異なるデザインパターンガラスを嵌め込み、バックライトで浮かび上がらせます。
柱が照明として機能しています。柱の上の天井パネルは雲のように形に象られて間接照明を設置しています。
西口1階コンコースは、うめきた2期内の地下に建設された新駅と地下通路にて接続しており、新駅を大阪駅の一部として運用する形になっています。
うめきた地下口への連絡路はコンコース北側に位置しています。
うめきた地下口へと連絡する地下通路へ誘うのが、このエスカレーターと階段です。前方奥の養生シートの貼られたガラスの向こうはまだ建設中の新駅ビルかと思われます。
その下を潜る形でうめきたエリアへと連絡する事になります。
その美しさと壮大なスケールに圧倒された新西口コンコース。うめきた地下口への期待にワクワク感に流行る気持ちを抑えられず、西口の改札外コンコースを撮影するのを忘れてしまいました。また再訪したいと思います。次回は、新時代のターミナル駅と言えるうめきた地下口の様子をレポートします。
地域探訪: 大阪・JR大阪駅西口・うめきた地下口開業・供用開始 Part1 新時代のターミナルを体現 三ノ宮駅もこうなる?
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あくまでもまだ暫定開業なので、人が少ないのも無理ありません。
グリーングラン大阪では無くてグラングリーン大阪では無いですか?