梅田の旧朝日放送センター及びプラザホテル跡は同センターが中之島の「ほたるまち」に移転及びホテルの閉館後、長年に渡って幽霊ビルとして存在していました。建物の解体がようやく始まり、いよいよ再開発が始まると思いきや、当時計画されていた病院を中心としたタワープロジェクトは頓挫。更地として更に長きに渡って塩漬けにされてきました。この約1ヘクタールにも及ぶ開発用地に白羽の矢を立てたのは積水ハウスを主とする企業グループ5社。地上51階 塔屋2階 地下1階 高さ約178m 延床面積約99,999平方メートル 総戸数871戸の巨大タワーマンションが建設されています。
建物名称は「グランドメゾン新梅田タワー」。積水ハウスのブランド名を冠に掲げています。竹中工務店の設計・施工で建設が進められています。この高さのクラスの撮影は久しぶりでしたので、まさに圧巻でした。
竹中工務店のスーパーフレックス構造と免震工法を組み合わせた最先進タワー。35階にスカイテラスを設けている事もこの建物の大きな特徴です。そして36階からはセットバックした高層部を載せる形状となっています。
圧倒的な存在感を放つ建物はその幅の大きさが際立っています。
建物はほぼ上棟間近といった状態まで躯体工事は進んでいるようです。2機のマストクライミング式タワークレーンで躯体工事を行っています。
なにわ筋から見上げるファサード。広大な敷地内には独立した店舗棟やシーズン・フォレスト名づけられた緑豊かな多目的広場も設けられる予定です。
周囲にもタワーマンションが林立していますが、高さ的にも圧倒的に孤高の存在です。これから大きく変貌を遂げる梅田一帯を特等席で見渡す事が可能となるタワーです。
最上部はまだ鉄筋の柱が上に伸びています。最上階の躯体を構築中でしょうか。
大阪の都心は現在、空前絶後のタワーマンション建設ラッシュに沸いています。中でも特徴的なのはこのクラスの170~200m近い高さのタワー複数棟が建設されている事です。
なにわ筋の西側に4棟のタワーマンションが林立中です。建設工事が本格化したうめきた二期の開発を背景にこのエリアにはこれからまだ新たなタワープロジェクトが浮上してくるのではないかと思われます。
地域探訪: 大阪・グランドメゾン新梅田タワー 旧朝日放送・プラザホテル跡地に聳える摩天楼
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク