堂島川と御堂筋に面して鎮座していた大阪三菱ビルは建て替えに向けて昨夏より解体が進めらていますが、三菱地所、三菱商事都市開発、積水ハウス、三菱 UFJ リースの 4社より新ビルについて公式プレスリリースを発表し、その計画概要が明らかになりました。
建設される新築建物は鉄骨造(一部SRC造)の地上32階 地下2階 塔屋1階で延床面積は約66,000平方メートル。1-2階に店舗、3-15階にオフィス、17~31階がホテルという構成です。
16階には展望テラスとなる「(仮称)御堂筋プレゼンテーションギャラリー」を設置する他、計画地南側には水辺拠点となる観光船着き場の整備を含む堂島公園の再整備も予定し、新ビルが完成すると大阪都心部の新名所にもなる可能性があります。
オフィスフロアは貸室面積約22,700m²となり、基準階面積は約1,760m²の高規格オフィスが
ホテルフロアにはカンデオホテルズがフラッグシップホテルを開業する予定。
17階にスカイロビーを設置し、18-31階に客室548室を設けます。また最上階のルーフトップにはスカイスパ(露天風呂)を整備。
高さの最高限度は147mとされていますが、130-140m程の規模になるのではないかと思われます。旧大阪三菱ビルは仕事でも何度も訪れた事のある建物だけにこのプロジェクトは非常に楽しみです。
新築建物の着工は今年10月、完成は2024年4月と再び大阪万博前に新たな大型プロジェクトの誕生が明らかになりました。御堂筋の高層化は止まりません。
地域探訪:大阪・(仮称)大阪三菱ビル建替え計画始動 三菱地所他3社が地上32階の超高層複合ビルを建設
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中之島界隈では、四ツ橋沿線が東西のフェスティバルタワーを中心に高規格超高層ビルが林立しており、御堂筋側は寂しい限りでしたが、ツインゲートや日本生命ビルの建設、そして新ダイビルの並びで大阪三菱ビルが建設されることになり3年後には激変した大阪の景観がさらに洗練された新しいビジネス空間に進化して行きますね。
うめきたと大阪三菱ビルの完成後早くても1~2年遅れで神戸のバスターミナルビル1期の完成となると思いますが、これだけ目白押しに最先端オフィスビルが供給されると、三菱がサブリース予定といえど県外有力企業の誘致は難しいのではと思ってしまいます。尤も高規格ビルがほとんど無い神戸ですから市内各ビルからの移動はありターミナルビルは安泰でしょうが…。
どうも神戸市の都市計画をはじめとする諸計画は完成目標年次はゆるゆるで職員にも必達しようという意思が感じられません。
大阪のベッドタウンにはならないと市長は仰っていたが、その心配もなさそうですね。神戸の人口は減り続けていますが大阪市の人口はここ10年位で10万人くらい増えています。大阪市は中央区西区北区の人口が増えているようですからタワーマンションの大量供給と無縁ではないでしょう。
ベッドタウンではなく職住近接を志向しているのでしょう。コロナの影響でリモートワークが推奨され一部では働き方が全て変わるようにも言われていましたが2度目の緊急事態宣言下では前回とは様相が変わっています。
コンパクトシティやリモートワーク推進などにもつながる里山開発等々、否定はしませんし私を含め一定のニーズはありますが、少数派なのです。ニーズは未だに都心域にあり、そのニーズのあるところに規制を賭ける事がいかに民間活力を削ぐことになるか今後次第に顕在化してくるのではないでしょうか。
>高さの最高限度は147mとされていますが、130-140m程の規模になるのではないかと思われます。
とありますが、カンデオのHPには「最上階に誕生する、地上135mに建設される展望露天風呂」とあります。パースを見る限り、展望風呂の設置階からビル最頂部まで10mは余裕でありそうですから、普通に147mの高さはあるでしょう。