大阪神ビルと新阪急ビルの建て替えプロジェクト「梅田1丁目1番地ビル計画」と合わせて、大阪市によって進められている大阪駅前地下道改良事業。
梅田ツインタワーズサウス/阪神百貨店梅田本店地下階前の東西通路と大阪駅中央口コンコースからディアモールへと伸びる南北通路が大幅に刷新され、まさに見違える大空間に生まれ変わりました。
天井、柱、床に至る全てが美しく機能的に刷新され、全く新しい地下通路になっています。幅員もかなり拡大されたので、通行のしやすさも大きく改善しています。
大阪駅前の地下はまさに地上同様の先進都市になったと言えます。これは美装化というレベルに留まる変身ではなく、根本的に一から造り直されたと言って良いと思います。
三宮もJR新駅ビルの開発と共にこのレベルまで地下通路・空間及びさんちかのリニューアルを進める必要があると思います。
やはり床の刷新は重要です。天井や壁、柱のリニューアルは必須ですが、床が変わらないのは真の刷新とは言えません。
訪日客が戻ってきても、それに応えるキャパシティをしっかりと整えつつあるのが大阪です。
天井材も複数のパターンが採用されており、シンプルに見えつつ、かなり凝った内装になっている事が伺えます。
無数に立つ柱のデジタルサイネージはまだ稼働していませんでした。一斉に稼働すると、すさまじい事になりそうです。
地下部は大きく生まれ変わりましたが、地上部ではまだ仕上げ工事が進行中です。いつになったら完了するのでしょうか。
梅田阪急と阪神梅田との間にある東広場地下でも引き続き大規模な改造工事が進めらています。地上部もコーナー周りを中心に道路を閉鎖して重機が稼働していました。
その地下の様子です。広場の広範囲に渡って工事が進行していますが、阪神前はもうかなりのエリアが完成を迎えています。
阪神神戸三宮駅での開発と同様に柱の中央部を緑化するリニューアル手法が施されています。木製天井パネルと石の床パネルの組み合わせが美しいですね。
一部の柱は装飾も非常に凝っています。
三宮の神戸阪急ビル周辺を訪れた人々からはその変貌ぶりに感嘆の声を上げる姿をよく見かけますが、梅田の変貌ぶりは質も規模も三宮を遥かに凌ぐレベルです。
神戸市長も市幹部も頻繁に梅田を訪れて、刺激を受けた方が良いと思います。さんきたアモーレ広場とサンキタ通りのリニューアル程度で満足に浸っていてはいけません。さんちかも1・2番街の改修後は順次、その他の街区も改修を進めなければなりません。新駅ビルのボイドと連絡する地下広場をどう改造していくべきかも指針を示すべきかと思います。
地域探訪: 大阪・大阪駅前地下道改良事業 駅前の地下大動脈が美しく大きく生まれ変わる
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