建て替えや周辺の再整備に関する検討されている兵庫県庁舎。第5回検討会が予定通り開催され、遂に新庁舎再整備プロジェクト基本構想案が提示されました。
1号館跡地に建設される新庁舎は、行政機能と県民会館機能を集約し、延床面積 平方メートルの庁舎となります。検討会前には新聞社各社がこの新庁舎の建設費は650億円を見込んでいると報じました。以前の計画が、600-700億円で想定されていたのが、建築費の高騰によって1000億円以上に大きく上振れする可能性が出ていましたが、当初の想定予算規模に抑制した形です。
予算の圧縮は主に減築によって庁舎床の削減から実現しています。県庁の建て替えには国からも補助金が捻出される為、県の費用負担は560億円程度に抑えられる模様です。しかし全体の行政機能を有する床は、3号館と含めて現状の約95%は維持される事になります。
県庁舎の建て替え方針が固まれば、次に2号館や県民会館跡地、兵庫県警本部の東隣の県有地、そして県公館の民間活用の検討にシフト化する事が可能となります。各街区について、神戸市同様にサウンディング型市場調査を実施し、それぞれの活用策検討案を民間に委ねるのが得策でしょう。
今回の基本構想案では、示された新庁舎単独の床面積については、具体的には示されていません。行政部門は63,500平方メートル。県民交流部門は6,500平方メートル。これらを足すと70,000平方メートルですが、行政部門には既存の3号館が含まれているので、ここから28,000平方メートルを引くと、42,000平方メートルが新庁舎の床面積と予想されます。
次の工程としては基本計画を策定していく事になりますが、これを支援する民間事業者を公募で選定し、来春より計画を検討します。この計画の過程で、ようやく新庁舎のフロア構成やデザイン等、我々が最も気に掛けている内容が固まっていく事になります。従って県公館や周辺敷地の活用に関する事業者募集が先行していく模様です。
現在、3号館や周辺の庁舎のリニューアルが工事が進められており、これらが完了し次第、県庁内の部局移転が開始され、1・2号館の解体が行われます。県周辺の民間による活性化にも大きな期待を寄せたいと思います。
兵庫県庁再整備 新庁舎再整備プロジェクト基本構想案が示される
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これだけの土地と立地にありながら
こじんまりした庁舎建てて終わりですか
本当にもったいないなあ