(仮称)神戸市灘区新在家1丁目計画 ダイエー新在家店建て替えに向けて既存建物解体完了


ダイエー新在家店の建て替えと再開発を担うのは阪神阪急不動産。阪神新在家駅前の好立地にあったダイエー新在家店は平屋の食品スーパーで、住宅や商業施設がひきめき合うエリアにあって大きな平面駐車場を抱えて利用者の利便性が高かった反面、土地は高度利用されていませんでした。



これに目を付けたのが阪神阪急不動産なのかは分かりませんが、ダイエー店舗の建て替えと土地の有効利用による共同住宅開発をセットで行うWINxWINのプロジェクトが進行しています。



ダイエー新在家店の店舗棟は完全に姿を消し、瓦礫の山のみが残されています。今後、地中障害物の撤去に移る為、施工者は三貴から長谷工コーポレーションに切り替わる事になります。



住宅棟と新店舗棟は同じタイミングでの建設となるのでしょうか。



敷地の南側では、サザンモール六甲PLUSが11月下旬にリニューアルオープンを果たす予定で、オーケーストアが神戸初出店し、スーパーの競争が激化します。今回のダイエーの建て替えは、この新規出店を見越しての対抗戦略なのかどうかは定かではありませんが、新築店舗で迎え打てる事は盤石の体制を整えられるでしょう。消費者にとっても恩恵です。



しかしながら閉鎖されている北側に隣接したフェニックスの店舗ビルがそのままになっている事は、新築マンションの購入検討者にとってはいささか不安要素となる可能性があります。一体開発が望ましかったと言えますが、単独建て替えとなりました。駅前立地からこちらもマンションになる可能性が高いと思われます。



神戸市内の新築分譲マンションの平均価格は発売時期によって変動していますが、市部では5,000-7,000万に達しており、一般的なサラリーマンの年収では厳しく、二馬力の正社員共働きが維持できる場合に、ようやくなんとかなるレベルにまで高騰しています。ただそれでも発売戸数は減少せず、パワーカップルを中心として売れる傾向にあります。共働きが当然になった事で、高騰する資材や人件費によって上昇したマンション価格も受け止められています。ただ床面積はどんどん減少し、2000年代初頭のように70㎡を割ってしまっています。広さを求める場合は中古を探してリノベーションするのが賢明です。市場にもストックが豊富です。

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