神戸アリーナ

(仮称)神戸アリーナプロジェクト 建物躯体基礎の構築開始 水域の活用計画も策定される



約2年後の2025年4月の開業を目指す新港第2突堤再開発の神戸アリーナ。開発概要発表から長く沈黙を保っていましたが、4月より重機の入った本格的な工事が開始されました。既に工事は次工程に移行しているようです。

プロジェクト概要

(仮称)神戸アリーナプロジェクト



事業者 NTT都市開発 NTTドコモ スマートバリュー
運営事業者 株式会社One Bright KOBE
敷地面積 23,693.50平方メートル
建築面積 12,295.73平方メートル
規模 地上7階
高さ 46.163m
構造 鉄骨造 一部鉄骨鉄筋コンクリート造
延床面積 32,788.29平方メートル
用途 アリーナ 飲食・物販店舗
収容人数 最大1万人
設計 大林組
施工 大林組
備考 バスケットボールBリーグ西宮ストークスの本拠地
着工 2023年4月15日
竣工 2025年2月28日
開業 2025年4月
竣工 2025年2月28日

https://www.kobearena.jp/
神戸アリーナ公式サイト





















現在の建設状況



前月の取材時には、3点式パイルドライバとクローラークレーンの2セットが稼働していました。杭工事が進められていたかと思われますが、現在はいずれの重機もその姿を認めません。



代わりに複数の油圧ショベルが導入されて掘削等がメインで進行しているようです。



突堤中央部付近で新たな動きが見えてきました。複数の鉄筋が束が突き出しています。



角度を変えて見ると、既に建物基礎から地上躯体の掛けての配筋や型枠組立が開始されている様子が確認できます。側には鉄筋等を吊り上げる為のラフテレーンクレーンが投入されています。

思った以上に速いスピードで工事が進捗しているようです。



突堤先端は掘削時に出た土砂が積み上げられています。



ステージフェリシモの東側にも何らかの動きが始まっています。



突堤基部にある大型倉庫の解体は年内には開始される模様です。解体期間は1年を想定しています。再開発を開始するまでの期間はアリーナと連動した広場としての暫定利用等が見込まれます。



2年を待たずに、この歩行者デッキの後方にアリーナの姿を認められるようになります。



水域については、まだ具体的な再整備事業化スケジュールは見えていませんが、3月に神戸市は、「新港第1~第2突堤間水域活用計画検討委員会」を開催し、「新港第1~第2突堤間における水域活用計画」を策定しました。



第1突堤、基部、第2突堤、そして水域の整備が完了すると、グルリと水域を取り囲んで、ウォーターフロントの一大エンターテイメント・賑わいゾーンが完成します。基部の倉庫跡地にはまだエリアに不足する宿泊施設や商業ゾーンの併設によって、メリケンパークやハーバーランドに拮抗する集客力を誇る新ウォーターフロントエリアへの成長を期待したいと思います。
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POSTED COMMENT

  1. より:

    この付近に地下鉄の駅が出来れば新港町周辺の利便性は格段に向上するんですけどネ。さらにウォーターフロント全体の利便性向上についても、神戸駅からモザイク、メリケンパークを散策して新港町駅へ、あるいは新港町駅から散策しながら神戸駅と気軽に行き来できるようになり、賑わいを生む原動力になる。そうなれば当然、カフェ、レストラン、商業施設が増えてきて、益々賑わい好循環を生むと思います。

    技術的な問題もあり相互乗り入れは難しいかもしれませんがこべるんさんが以前おっしゃてた阪神との相互直通運転何とか実現できませんかネ。

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