F.O.インターナショナル本店跡

三宮町2丁目 F.O.インターナショナル本社ビル跡地の開発はいつ始まる?また考えられる建物概要は?


三宮中央通りに面してかつてあった三宮町2丁目のF.O.インターナショナル本社ビル。ホテルケーニヒスクローネに隣接し、同社の看板ブランドでもある人気子供服セレクトショップ「BREEZE」の旗艦店も営業していました。しかしビルと土地は売却され、解体が行われました。



順調にプロジェクトが進んでいれば、2021年に地上6階建てのテナント商業ビルが完成していました。計画していたのは、パナソニックホームズ。しかしコロナ禍がこのプロジェクトの行手を阻み、着工する事はありませんでした。



それから5年。今春にはコインパーキングたして暫定利用されている敷地内で地質ボーリング調査が実施されたのが今春の事。それから半年が経過しましたが、その後の動きはまだ見えてきません。ただ周辺ではコロナ禍以降、多くの路面店舗で空きテナントが続出。ここ最近になってようやく空きが埋まる傾向にありますが、未だVEGAビルの上階やBAL ANNEX I、そして新築の元町メディカルセンター等、テナント誘致に苦しむ建物も多く、以前の計画通りの商業施設が完成していたとしても、上層階はテナント誘致に苦戦していただろうと思われます。

では現在、計画されているプロジェクトはどのような建物概要や用途なのでしょうか。恐らく以前の計画を踏襲する事はなく、修正された内容で着工するのではないかと予想しています。



需要の高い用途はやはりオフィスビルでしょう。三宮中央通りには近年、メットライフ神戸三宮ビルや神戸大和ビルが竣工。いずれも高稼働しています。現在は大型再開発により高層オフィスタワーの建設が進んでいますが、こうしたビルへの入居は賃料や貸付面積の大きさ等、ハードルは高めです。中規模オフィスビルへの需要も依然として強いのではないかと思われます。



スタイルやデザイン性の高い中規模オフィスビルの開発を期待したいですね。現在の土地の保有者がどの企業なのかは分かりませんが、例えば野村不動産が手掛ける中規模オフィスビルブランドのPMOの神戸進出という事も将来的にはあり得ない話ではないかと思います。現在、PMOが展開しているのは、東京都内と大阪市内のみです。他にもS-GATE(サンケイビル)、BIZCORE(日鉄興和不動産) 、PREX(住友商事)、REVZO(中央日本土地建物)等のブランドが存在します。



オフィスビル以外の用途として考えられるのは、やはりホテル。隣接するのは、ホテルケーニヒスクローネ。神戸大和ビルの隣には、ダイワロイネットホテル神戸三宮プレミアがありますし、通りの西端にはR&Bホテル神戸元町も立地。これらの実績により三宮中央通りはホテル進出にも適していると言えます。



新たなホテル進出の場合、今は外資系ホテルという選択肢もあり、神戸空港の国際化に伴う宿泊需要の高まりが、これを後押しする可能性は大いに考えられる事です。いずれにせよ全フロア商業のテナントビルは厳しいと言わざるを得ませんので、この立地を活かして街の活力を上げてくれる開発の早期着手を期待したいと思います。その際、できれば隣接する蔵のような建物は三宮神社の保有かもしれませんが、これも活用して蔵カフェをオープンさせて欲しいですね。

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