兵庫県庁再整備

兵庫県庁舎・周辺敷地の整備内容と段階的整備ステップについて 新庁舎を中心としたにぎわい街区が誕生


昨日、兵庫県庁の建て替え案について、その規模やボリューム感に関する基本方針が13階建て・高さ60m案に傾いている件についての記事を掲載しましたが、庁舎・周辺敷地の整備についてもその整備の方向性や進め方についての指針が示されました。



再整備の対象となるのは、AからDとして示された4つの民間提案にぎわい開発用地です。

にぎわいA: 現県庁舎2号館南側
にぎわいB: 現県民会館跡地
にぎわいC: 兵庫県警本部東側(現・仮設生田警察署)
にぎわいD: 県公館敷地内



整備の進め方については、県庁舎1-2号館及び県民会館の解体を進めながら、段階的に行われる想定です。まずは県庁舎と県民会館の解体工事とは無縁の県公館・Dエリアにて社会実験としての暫定的なにぎわい利用から開始。



次に2号館跡地で新議会棟の建設と駐車場棟の建設を開始。Dエリアは暫定利用から民間事業者による本格的なにぎわい施設の整備に着手。



新議会棟・駐車場棟の完成、新庁舎の着工と共に、にぎわいエリアA及びBを着工。にぎわいエリアDが開業。エリアCは仮設生田警察署を解体し、工事ヤードに転換。



新庁舎の完成と共に、にぎわいAとBも竣工・開業。にぎわいCの施設着工。



にぎわいCの竣工。民間提案エリアを巻き込んだ車道利用の社会実験を行い、エリア内の道路再編を検討。



にぎわいエリアの活用と導入検討が可能な施設や機能について、民間事業者にヒアリングを行なったところ、三宮やウォーターフロントとは異なり、モトキタでは大規模な商業・業務・宿泊需要は見込みづらく、分譲マンション等の住宅利用が適しているという意見が大まかな結果でした。しかし県としても街のにぎわいづくりを目指す為、マンションの導入を認める事はできません。

従って低層・小規模な商業、集客、体験施設を基本とした整備が主な開発手法として用いられる構想案が示されています。



新議会棟や駐車場棟と同じ敷地内に整備されるにぎわいエリアA。この施設内に想定されているテナントは、飲食店、シェアラウンジ・オフィス、コワーキングスペース、雑貨店、書籍、ガーデニング等とし、衣食住を中心とした小中規模商業施設の整備を進める計画です。



最もまとまった敷地となる県民会館跡地のエリアBは、ライフスタイル型の複合施設を見込み、高品質スーパー等の物販店、飲食店、フィットネスや子供の遊び場のような体験施設、ホテルやサービスアパートメントのような宿泊施設、大学のサテライトが想定され、唯一、土地の垂直利用が期待できる可能性を秘めています。



最後に整備されるエリアCは、緑地を中心とした屋外回遊型小規模商業施設として、運動(フットサル、バスケット、ドッグラン)・体験施設(フィットネスジム、子供の遊び場)や軽飲食店の整備を想定としています。

県公館を活用したエリアDは、非日常空間を演出できるテーマ性のある憩いの機能の導入を図り、具体的には飲食店(レストラン、カフェ)、小規模物販店(ベーカリー、花)を想定しています。またこれらの一連のにぎわい施設の整備を見据え、公館敷地におけるにぎわい機能の誘致を目的とした実証実験を7月末~11月末までの約4ヵ月間に渡って行っています。

これらのにぎわい施設と合わせて、新庁舎内に整備される県民会館の代替となる交流施設にはホールやギャラリーも想定しており、官民連携を前提とした「県庁シティ」の誕生が期待される事になります。新庁舎の完成が2030年代前半とされています。2号館跡地の議会棟や駐車場棟の竣工は2030年頃と予想すると、2031年~2032年がにぎわいA、Bの竣工時期でしょうか。超高層棟が林立するにぎわい街区とはなりませんが、新庁舎を中心に、ヒューマンスケールのお洒落で緑豊かな街へと生まれ変わり、高層ビルを中心とした三宮とは一線を画した新街区になって欲しいと思います。

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POSTED COMMENT

  1. Sannomiya Worker より:

    場所が場所だけに「にぎわい」と言われてもピンときません。元町駅からは距離以上に高低差が心理的ハードルになるでしょう。
    井戸案のように外資系ホテルができるなら、ランチぐらい食べに行きたいとも思ってましたが、県庁に用のいない一般市民には興味が湧きませんね。残念ながら県庁職員と出入り業者のための施設になるでしょうから、実用本位の簡素なもので良いと思います。
    変に凝ったものを作ると負の遺産となる事は目に見えています。近隣の相楽園にはカフェ目当てでたまに行きますが、周辺を散策できるような癒しの場所を提供してほしいですね。
    そういった意味では建物は高層化してオープンスペースを増やしてほしかったのですが・・神戸の都心部は大阪以上に緑地や公園が少ないので。
    神戸市主導の三宮開発が遅々として進まなかった頃は、県庁の再開発だけが希望の星でしたが、三宮が様変わりする今となっては「県の借金をこれ以上増やさないでくれ」と、冷めた目で見ています。

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