磯上通7丁目の三宮プラザイーストに移転した子供服のセレクトショップを展開するF.O.インターナショナルはそれまで本社屋として活用していた三宮中央通リの旧金融機関のビルを売却しました。
今年2月のオフィスの移転後も1階には同社運営ブランドの一つであるBREEZE神戸元町店が営業を続けていましたが、5月19日に閉店しました。
店舗には閉店とリニューアルオープンを知らせる掲示が出されていました。
三宮センター街の再開発ビル・グレースコウベ1階に移転リニューアルオープンを予定しており、開業は5月31日、今週金曜日です。また店名を神戸三宮本店に改めます。
さて、店舗が移転した事により次の焦点は同ビルの活用方法です。東に隣接するのはケーニヒスクローネが運営するホテルケーニヒスクローネ。店舗とホテルが融合した三宮中央通りの人気スポットです。
二面が大通りに面しており、そこそこの敷地面積もあります。ビル自体は老朽化しており、建て替えは必須かと思われます。西隣には三宮神社があります。都心商業地の一等地ど真ん中にある同神社。可能であれば一体的に再開発できればと考えるのは不謹慎でしょうか・・・。特定都市緊急再整備地区ですから規制緩和を最大に活用して、店舗+オフィスorホテルでデザイン性の優れた建物を期待したいと思う次第です。今後の展開に要注目です。
旧F.O.インターナショナル本社ビル BREEZE神戸元町店が閉店
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個人的にはパークハウス神戸三宮の神社の件を見ると神社を集約化しても問題ないように思います…
三宮神社は歴史的にも有名な神戸事件の舞台でもありますから一体的な開発はムリでしょうが、先日もコメントした連担建築物設計制度が使えるはずです。
売却先がどこか知りませんが、大手デベならこの制度を利用するはずです。三宮神社の空中権を買い取るとかで、総合設計制度と同様な容積ボーナスの利点が生まれます。
神社敷地を一体的に開発する必要もなく、三宮神社側は自分で勝手に建て替えとかできるので、この方がベターかもしれません。
近代以降は神社も形を変えてきてはいるという一般論はありますが、100年後の神戸を考えるならば、やはり良くないと思います。都市には栄枯盛衰がありますが、神社は有り続けますし、とりわけ「三宮」という地名の由来になっているので重要だと思います。土地が限られているというのは分かりますが、大阪でも繁華街に神社があることは少なくないことを考えたいところだと思います。
神社自体はそのままで、三宮神社会館の土地を利用して中高層のビルを建て、低層階を会館にするということも考えられると思います。交渉できるかどうかは分かりませんが、きれいな店も入れたりしてうまくやれば、神社や参拝客にもメリットがあると思います。
時代は進んで令和です。あの下鴨神社でさえ敷地内にマンションを建てる時代です。 三宮神社を集約化し、一体的な再開発はアリだと思います。