着々と基礎工事が進行し始めた三宮新港町計画は段々と重機のオンパレード化が顕著になってきました。
住友不動産の住宅棟で稼働する三点式パイルドライバは更に1機増えて合計3機となり、A街区には現在、5機の杭打機が稼働している事になります。
ゲートや仮囲いにも施工を担当する前田建設工業のMAEDAの文字が入りました。
また住友不動産と関電不動産開発を冠したマンション建設予定地の看板も仮囲いに登場。建設の初期をしっかりと感じさせます。
GLION本社ビル建設地はまだ既製杭の建て込みが続いているのか大きな動きは見られません。
フェリシモ本社の建設地も瓦礫の撤去がまだ進行しています。
動きを見せたのはその隣の水族館の入る文化施設棟です。
クローラークレーンと全周回転ジャッキが登場しました。こちらでも地中障害物の撤去を開始するのでしょうか。ここにはかつて川西倉庫の大型倉庫施設がありました。
今年は駐車場棟が秋に完成するのを皮切りに、フェリシモ本社、GLION本社の2棟のオフィスビルが年末に完成する予定で、この再開発地区の街開きが行われます。住宅棟も住友不動産の西棟は基礎工事を終えてタワークレーンを登場させているものと思われます。文化施設棟も躯体は立ち上がっている事でしょう。1年掛けて大きく変化を遂げる予定です。
三宮新港町計画 三点式パイルドライバは5機に 文化施設棟敷地でも動き有り
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今回ご提案さしあげたいのは、以前もご提案差し上げましたが、新港から三宮、メリケンパーク、旧居留地などへのペデストリアンデッキです。
先日の神戸須磨シーワールドの記事で感じたのですが、神戸須磨シーワールドはこれまでの須磨海浜水族園の後継施設ではなく完全なリゾートに徹し、スマスイの後継的な役割はむしろ新港の水族館が担うのではないかと思うのです。
よくよく考えてみるとこれは妥当な方策かもしれません。
都心から離れている神戸須磨シーワールドは交通で他の水族館と競うと負けてしまうので、大規模な開発の余地がある須磨はリゾートに特化してしまった方が長所が生かせます。
その一方で、新港の水族館は都心で公共交通の利便性の高いでしょうが、大規模な開発はできないでしょう。
ならばニフレルのような小規模でありながら展示などを工夫し、家族連れでも行きやすい、スマスイの後継的な存在を目指すのがよいと考えました。
そこで重要になってくるのが、今回ご提案差し上げている新港と三宮、メリケンパーク、旧居留地を繋ぐペデストリアンデッキです。
やはり、2号線は市街地から歩く際の心理的な障壁になります(実際、KIITOまで行く気になれません)。
神戸をよく知っている大人だけであればクリアできるものかもしれませんが、市外からの観光客だったり、ベビーカーを押したり、子連れで歩くことは躊躇われるでしょう。
三宮から税関までの歩道橋整備のコンペについて一昨年のこべるんさまの記事でもありましたが、税関で止まってしまっては本来の効果を発揮できません。
新港地区までの延長をご提案差し上げます。
また、以前しん@こべるんさまがご提案なさっていたように、メリケンパークとのペデストリアンデッキを併せて作れば、三宮、東遊園地、新港、メリケンパーク、ハーバーランドの回遊性は格段に向上するでしょう。
ハーバーランドを含め神戸駅周辺にはタワーマンションが擁するファミリー層の人口がありますし、回遊性が向上すればアンパンマンミュージアムとの相乗効果も狙えるかもしれません。
できれば、旧居留地からのアクセスも向上してほしいのですが、ほかの2つに比べて優先順位は低いでしょう。
今回、「ペデストリアンデッキのご提案」と申し上げておりますが、市役所で止まっている三宮の地下道を新港地区まで伸ばすのもいいかもしれません。
その際は、新長田の合同庁舎に至る地下道が綺麗で歩いてみたい雰囲気がありますので、参考にして欲しいです。