新港突堤西地区再開発

新港第1・第2突堤間の水域開発事業者は21年度に公募 突堤周辺の再開発が加速する


新港第1突堤と第2突堤間にある水域についてはサウンディング型市場調査が実施され、マリーナや水上レストランを想定した開発を行う方向で、水域を10〜30年単位の長期に渡って水域を民間事業者に貸し出しを行えるよう神戸市は条例の改正を来年度に行う検討をしているようです。



対象水域は約50,000平方メートルあり、水深は9.1m。水域内の波の状態を安定化させる為、沖合に新たな防波堤の整備も検討しており、民間事業者の投資のしやすい環境を整えます。

予定としては21年度内に同水域の開発事業者を公募するとしています。第2突堤の開発事業者については21年3月に開発事業者を選定する予定で、集客・文化施設の建設を想定しています。



現在、倉庫の立つ第2突堤基部については、突堤とは分けて開発事業者を募る予定ですが、このタイミングについても思っていたよりも早く、こちらも21年度中に公募するとしており、来年度内に第2突堤、基部、水域の全体の開発内容が固まってくる事になります。



来年は早々から先行再開発中の第1突堤基部エリアの各施設の完成が相次ぐ予定であり、これらの開発プロジェクトと連携する形で新しいウォーターフロント地区の集客性向上や賑わい力アップに期待が高まります。この再開発エリアと都心や他ウォーターフロントエリアを回遊する連接バスの運行も開始予定で、港都グランドデザインに基づき、いよいよ神戸の親水エリアが新しい時代に突入します。

関連記事
新港突堤西地区再開発

新港第2突堤基部 旧住友倉庫の解体に向けて施工事業者を募る一般競争入札広告 工事完成期限は24年9月を予定

2023年7月8日
こべるん ~変化していく神戸~
神戸アリーナの建設工事が進行中の新港第2突堤基部にある住友倉庫が保有していた大型倉庫。再開発に向けて神戸市が土地と建物を取得し、解体 …
ウォーターフロント

「神戸港将来構想(案)」に関する市民意見提出手続(パブリック・コメント手続)の実施

2017年5月26日
こべるん ~変化していく神戸~
神戸市が先日、神戸港開港150周年を祝う場にて、同港の将来構想を発表しました。すでに新聞報道等でご存知の方も多いと思いますが、この構想につい …

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。