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新生・新港町地区のランドマークとなるツインタワーの西棟であるベイシティタワーズ神戸WEST。この再開発地区における代表構成企業を務める住友不動産が手掛けるタワーマンションです。神戸市内における同社のタワーマンションはシティタワーグラン須磨鷹取、シティタワー神戸三宮に次いで3棟目のプロジェクトです。
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プロジェクト概要
ベイシティタワーズ神戸WEST/EAST
所在地 神戸市中央区新港町71番
事業者 住友不動産・関電不動産開発
敷地面積 WEST 5,300.07㎡ EAST 5,300.01㎡
建築面積 WEST 1681.98㎡ EAST 1,605.95㎡
延床面積 WEST36959.46㎡ EAST 36,593.83㎡
階数 地上27階 地下1階 塔屋1階
用途 共同住宅 一部店舗 WEST 349戸 EAST 353戸
建物⾼さ 102m
構造 鉄筋コンクリート造 一部 鉄骨造
設計者 前田建設工業
施工者 前田建設工業
竣工予定 2023年1月/2024年9月
https://www.sumitomo-rd-mansion.jp/kansai/bct_kobe/
物件公式サイト
建設状況の様子
躯体工事が進められていますが、既に5階に達しました。住友理工の開発した粘弾性制震壁方式の制震装置「制震材TRCダンパー」を採用し、制震構造の建物となります。
店舗やグランドエントランスとホール、フィットネスから構成される1-2階は階高の大きさが際立っています。南北幅のある建物はその迫力に圧倒されます。
既に6階の柱も成長中です。
歩行者デッキに接続する2階の南側にも店舗区画が設けられる予定です。
3階の住戸フロアから黒のフレームを採用したガラス手摺の取り付けが開始されました。まだ枠組のみでガラスは入っていません。
歩行者デッキに付随するエレベーター塔も外装が完成している模様です。
公式ホームページがアップデートされ、多数の新たなイメージパースが公開されています。その中でも特に素晴らしいのが、メリケンパークから望む新港町地区の夜景の様子です。2024年にはこの景色が現実になる予定です。
実際の建物の色調や質感がパースにどれだけ忠実に再現されるでしょうか。
外観デザインのディテールが示されています。住戸フロアの中央部の左の外壁やスラブにはアクセントカラーが入るようです。頂部の帆を模した屋上フィンの質感やサイズも建物の仕上がりに大きく影響を与える事になります。
新たなイメージパース公開でますます完成が楽しみになってきたベイシティタワーズ神戸WEST。EASTもまもなく本格的に掘削や地中躯体の工事が開始される模様です。
タワーマンションにおいてはコロナ禍でも強い需要が継続しています。ビルブロガー仲間のロングさんが自身のブログ「Re-urbanization -再都市化-」にて昨日、以下の記事を投稿されました。
https://saitoshika-west.com/blog-entry-7878.html
大阪府・市とも人口増加!2020年国勢調査の速報値を発表、タワーマンションが都心回帰の流れを受け止める!
大阪都心部における空前のタワーマンションラッシュが大阪市の人口を増加させています。神戸はタワーマンションの建設を禁止し、郊外の拠点開発に舵を切りましたが、人口減少に歯止めを掛けられていません。市は駅前広場の照明設備の更新に余念が無いようですが、これが人口減少を止める対策として本気で考えているのでしょうか。都心部の住宅建設規制は一部の都心中枢地区を除いて、再度の緩和を図るべきです。
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タワマン規制さえ無ければ、このプロジェクトも周りとの競争かあったと思われ、
もっと高さが望めたのかも・・・と考えるとやるせない気もしますね。
この最高の立地であれば、本来は50階くらいになっていたんでしようね。
ウエストの概要では最高額が25,000万、104.45㎥になってますね。坪単価791万。HPを見ただけでは階数的にもグレード的にも最上級とは思えないんだけど良い値段ですね。価格の5,000万円分位は眺望の価格でしょうか?(笑)
私は、第一突堤の公募の時からこのエリアは神戸市にとって唯一無二の地だと思っていましたが、今まで企業、特に大企業にとってはこのエリアへの投資はリスクにしか映っていなかったようです。
新港町どころかかつては、旧居留地ライオンズやベリスタでさえ平均坪単価200万の壁を超えられなかった。唯一超えたアーバンライフの当初売れ行きは散々でしたから。この頃は商業ゾーンと業務ゾーンと居住ゾーンの地域による色分けが明確でそのエリアの持つ付加価値・特性は2次的な判断材料だったんでしょう。
ホテルすら1突の公募はダビンチのみでした、ダビンチの計画のとん挫後の公募でもラスイート1社が応札しただけでした。
こべるんさんの記事にある大阪の人口動態には私も興味がありたまに各区別の人口動態の公開資料に目を通しています。https://www.city.osaka.lg.jp/shimin/cmsfiles/contents/0000180/180790/11-2-05.pdf
これを見るとよくわかります、大阪市北区・中央区・西区・福島区などタワマン供給エリアでは、各区とも3年間で1万人位づつ人口が増えています。なんだ1万人かと思う人もおられるでしょうが
中央区や北区は元々の人口が少なく増加率では10%~17%と驚異の伸び率です。
中央区や北区ではハイクラスの超高層マンションが林立し街並みをも変えており、これには賛否(学校など)もあるのは確かですが富裕層や20代の若者の増加が顕著です。
そしてこの傾向は街中にも現れていると思います。御堂筋沿線のビル1階には急速に入ブランドの店舗が出店し、外資系の高級ホテルも立ち並びました。
そして、今は北区での新規オフィス床の大量供給により空洞化を懸念されていた中央区エリアでも淀屋橋界隈を中心として大型オフィスビルの建設が進められています。
街には都市計画により秩序を持たせることが必要ですが、街も生き物であり時代の要請に応え姿形を変えながら進化して行きます。
大阪の街の変化は都市計画制限の緩和が引き金である事は間違いありません。うめきたを中心とする北区のオフィス大量供給で中央区特に本町・淀屋橋・北浜の既存オフィスは大丈夫かと危惧されましたが、その隙間にマンションが入り込み超高層化で人流を作り新たな店舗を作り御堂筋沿線の高さ制限の緩和により得られる大きな利益は沿線ビルの建替え原資となり高級ホテルやハイグレードのオフィスビルの供給へつながった。
大阪市が神戸市の政策をとり高さを制限し、タワマンを規制し、商業地での住居割合を制限し、民泊を事実上、建設不可としていたらどうなったでしょう?今の大阪の伸張は無かったでしょう。
都市計画を定める時、不都合・将来の心配を羅列すると何もできなくなります。大きく伸ばそうと思えば心配は一時傍に置き、果断に推し進める勇気が指導者には必要だと思います。
私が若い頃、超高層の建築現場で「こんなでっかい物よう造ったなぁ!」と感心していたら、現場監督が嬉しそうに笑いながら、「作るより壊す方が大変や。まだコレ潰す技術ないし。まぁ必要になったら賢い人が考えるやろ。」と教えてくれました。
最近つくづく、これくらいで良いんだと思います。
既知の通り
都心回帰の流れが大阪市での人口増加です。本音を言えばやはり市域を拡大をして(ブランド価値向上)のままに分散化を図り、という都構想が良かったのですが、5分のまま僅差で敗北しました。
私は自民維新その他役人がまず関西において大阪市を一極集中させその後関西全域に分散化を図るという流れを書いているのだろうと思います。
戦後日本の流れの繰り返しですが。
やはりタワマンはどうしても小学校や公共施設への設備増大への負担がかかります。
しかし人はやはり効用最大化を求めます。
互いが極値となり限界になったときに
神戸に、京都に和歌山に奈良にと
流れが変わっていくのだろうと感じています。
ワコーレシティ神戸三宮の西向きの部屋に住んでいますが、WESTの工事が進み、今まで一部だけ見えていたメリケンパークがついに遮られてしまいました。少し寂しい気もしますが、このツインタワーが完成すればまた違った景色になるのでしょうね。
新港町の再開発を見るにつけ、何故神戸には「みなとみらい」が出来ないのか?とふと思う事が有ります。それは何故大阪は東京になれなかったのか?が答えかも知れません。
ただ、こべるんさんのレポートにもあるように大阪は規模こそ東京にかないませんが、街は明らかに生まれ変わろうとしています。
新港町の開発はこれでよかったのか?
周辺開発はこれからです。10年後、後悔しなければ良いなと思います。
神戸は高さ規制・タワマンに規制が存在する中央区に限っては人口増加しています。兵庫区・東灘区・灘区も微増。
やはり課題は西区・北区・須磨区・長田区なんですよね。中央区のタワマン規制を解除したところで、神戸市の人口問題の脱本的解決になるかと問われると怪しいような気がします。高さ規制に関しては納得できませんが、長期的視点に立った時、タワマンに関する規制は強ちNOと断言できないような気がします。