新港突堤西地区再開発一期エリアにおける最後の開発プロジェクトであるベイシティタワーズ神戸EAST。地上32階建のツインタワーマンションの東棟が遂に外観の完成が間近に迫っています。
上棟後に直ぐに頂部にこの建物のアイデンティティとなる波をイメージした屋上フィンの設置工事が開始されました。
屋上フィンが完成し、外観上は見事にツインタワー化したベイシティタワーズ神戸。2機あったタワークレーンはこの段階で1機は解体されました。
西面にまだ1機のタワークレーンが残っています。この屋上フィンやそれを支えるマリオンが夜間には非常に美しく鮮やかにライトアップされます。
ツインタワーと間に挟まれたジーライオンアワーズビルの全体で双胴船をイメージした配置が行われています。EASTも角度をみなみ側に傾けているので、中高層階の西面も眺望が抜けるように確保されています。
公募プロポーザル決定時で公表されていたイメージパースとその後に景観デザイン協議に向けて出てきたパースがあまりにも異なり、またそのデザインが簡素過ぎて言葉を失いましたが、最終的にはウォーターフロントの新生ランドマークたる景観を生み出す建物になったかと思います。無論、もっと拘る事もできたとは思いますが。
ツインタワー化して新港町の景観が完成しました。第2突堤基部の倉庫が解体されたので、ツインタワーをほぼ完全体で見る事ができるようになりました。三宮のビル群を背景に新港町が展開し、厚みのある景観が生み出されました。
外観上で残る工事は基壇部です。1-2階にはやはりWEST同様の床面積をテナント区画にら充てるのかどうか。WESTのテナント誘致は難航し、住友不動産が自社活用せざるを得ませんでした。しかし将来的なポテンシャルを見越して、同様のテナント区画を設けて欲しいと思います。特に第2突堤の再開発が完了する来春以降にはエリアの集客性は非常に大きく高められ、商業エリアとしての価値も向上します。
最後は神戸税関前の新広場の緑とベイシティタワーズ神戸EAST。芝が覆い繁り、さっぷだった新港町に潤いを与えています。
三宮新港町計画・ベイシティタワーズ神戸EAST 屋上フィンも完成し、遂にツインタワー完全化
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残念ながら住友不動産は、収益性を最優先するデベロッパなので、選ばれたあとの落差、商業施設の自家活用は既定路線です。
梅田でもガーデンシティでにぎわい施設のはずが、自社不動産販売店を入れて収益を最大化しています。
住友不動産が選ばれた時点でスペックダウンと地元貢献は諦めたほうがよろしいかと…。