フラワーロードの東側歩道を拡大する税関線歩道東側拡幅工事が進行しています。工事対象区間は、神戸国際会館前交差点から葺合南号線まで。

既に国際会館前付近の工事もスタートしました。工期は来春までとなっていますが、工事区間も長く、現在の進捗度合いだと来年6型まで延長するのではないかと思われます。

市バス停留所も歩道拡幅によって場所を移設する必要があり、既設施設は閉鎖され、仮設のバス停が設置されました。

車道1車線と路側帯を閉鎖して歩道に改造しています。フラワーロードの再整備によって、居心地の良い空間が創出され、緑地帯や滞留スペースが整備されることで、通りが憩いの場に変わります。

また沿道の店舗と一体的に整備される形になれば、テラス席の設置など様々な経済活動をも誘発しまちの魅力を高めるでしょう。この通りはジーライオンアリーナ神戸へのメインアプローチにもなっています。

歩きやすく憩いやすい通りとなれば、周辺店舗の活性化が促進されます。市役所2号館跡地の複合ビルとの連携も期待されるでしょう。

東遊園地に向かう人々によって南北軸の通行量も大幅に増加しています。通りに歩行者が増える事で都心内の回遊性も生まれてきます。

三宮駅周辺とその沿道、そしてウォーターフロントを整備する事により、来街者の増加と往来の活性化がリンクし始めている感が出てきました。

これまで道路改良工事のみが先行しがちで、大きなハード面のプロジェクトが立ち遅れていましたが、各エリアに中核となる集客拠点施設が完成した事によって、点と点が改良された道路によって繋がり、賑わいを生み出す循環が創出され始めているの言えるでしょう。

三宮再整備が開始されてから既に10年が経過しており、ようやく本格的な効果が表れ始めました。この流れを加速させていく必要がある為、更なる効果的な施策を講じる必要があります。やはりウォーターフロントへのアクセス向上には、LRT等の公共交通機関の導入が絶大です。

フラワーロードの再整備は三宮クロススクエアとの連携も必須です。神戸阪急前のコーナー部の植栽が撤去され、歩道化されたのも三宮クロススクエアの布石でしょう。

インバウンドの増加も都心・ウォーターフロント活性化に欠かせない要素です。大阪や京都にはない居心地の良さという神戸の魅力をどう体現し、伝えていくか。コンテンツは豊富ですが、その良さがまだ上手く伝わっていません。

最近、都心エリア内の街路樹に「神戸木陰プロジェクト」の丸板が幹に取り付けられているのをよく目にします。

木陰準備中と札には書かれています。具体的に何らかの準備が行われているのでしょうか。

同プロジェクトの一環として、神戸国際会館前に六甲山からシンボリックなツリーが植樹されました。都心内にもっと街路樹を増やし、木陰スポットと緑の溢れる街への転換を図って欲しいと思います。
三宮再整備・税関線歩道東側拡幅工事 南北軸の回遊性向上と賑わいを創出
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