神戸空港

神戸空港第2ターミナル搭乗エリア内の商業テナント事業者が決定 来春に商業区画の営業開始へ


神戸市と関西エアポートは、国際線が就航する第2ターミナル内にて利用者から強い要望の出ていた搭乗エリア内での店舗についてテナントの公募プロポーザルを実施し、決定した出店事業者を発表しました。



公募は保安検査場から奥の搭乗待合エリア内の4つの区画で、最も大きな区画Dにラウンジが入る想定でした。



区画Dは関西エアポート神戸がラウンジを運営する事になりました。また区画Bも同じく関西エアポートグループの関西エアポートリテールが物販店を開業。区画Aはカフェ、区画Cにはドラッグストアがオープンします。



物販店は主にお土産をメインとしたスカイショップです。第1ターミナルでも営業する関西旅日記になるのではないかと予想しています。



空港内のドラッグストア出店は既に定番となっており、需要の高いテナントです。コクミンは空港内における旅客のニーズもよく把握している事でしょう。



カフェを運営するのは日米珈琲。「レトロモダンな喫茶店」をコンセプトとした店舗。「神戸珈琲職人」のカフェをオープンするのでしょうか。地場産品・地元食材を使った軽食やアルコールが提供される予定です。イメージでは「GOLDEN CUP KOBE」と店名が描かれています。新業態の出店でしょうか。



区画Dのラウンジは150平方メートルの大きさがあり、利用者がゆったりと寛げる空間を確保しています。



4月のターミナル開業から免税店1店舗のみで運用を継続していますが、ようやく事業者の決定によって来月から工事が開始され、来春には店舗が開業予定です。ターミナル内の利便性がようやく高められます。



出発到着ロビー2階の賑わいゾーンにも早期に本格的な店舗の開業が望まれます。仮設店舗が最大で年度末となる来年3月まで営業する事になっており、本設店舗は今回の搭乗エリアの商業ゾーン完成後の来年4月以降になる想定です。



足下では、中国の航空会社・吉祥航空が上海と南京を結ぶ国際チャーター便の内、南京線を来春まで運休する事が判明しました。中国からの訪日客減の影響が懸念されますが、明るいニュースとしては、噂のあったモンゴルのフンヌエアーが今夏にウランバートルと神戸を7往復するチャーター便の運行が決定したようです。神戸でも中国からの旅客に依存しない体制を整える重要性が認識されなければならず、早期に東南アジアの諸都市からのチャーター便受け入れも開始するべきかと思います。

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POSTED COMMENT

  1. こべっこ より:

    T2の店舗出店は楽しみですね!ラウンジは規模的にも恐らくプライオリティパス対応にはなりそうにありませんが期待です。
    カフェのゴールデンカップ神戸は元町商店街のプラザホテルウェストにあるものを日米珈琲が今後出店を増やしていく中での英語表記ではありますが実質2店舗目として出店なのかなと思ってます。
    公募を見てると区画Aを希望しながら区画B,Cで次点につけてる企業は六甲牧場カフェだったのかなと感じており、区画Aを細分化するなり今の貧相な免税店を少し削ってでも出店させた方が内容として良かったのではと思ってしまいます。

  2. EYESTAR より:

    まず、搭乗者向けに制限エリア内の店舗を整備した格好ですね。
    来年度以降、順次ターミナル2階の本設店舗も整備されることを願います。

    今回整備される店舗のうち、土産物店は既設の免税店と
    品揃えが被ってしまわないよう、ニーズを鑑みながら
    配慮して欲しいとは思いますが、ほぼ第1ターミナル同様に
    なるのかも知れません。また、ドラッグストアの開業により
    化粧品関係もある程度扱えると思うので、国内メーカーの
    良質な製品を取り揃えて売り上げや賑わいに貢献することを
    期待します。

    その一方で、国会答弁を巡る一連の騒動の影響を受け、
    吉祥航空の南京便が来年3月末まで運休となったことは
    残念ではありますが、ピンチはチャンスと捉え、
    これを機に、未だ余裕のある国際線枠を直ちに埋めるべく、
    中国など東アジア以外の地域からオファーがあった航空会社の
    受け入れをどんどん推し進めるべきかと思われます。

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