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4月7日(金)のグランドオープンを予定している東遊園地。リニューアルを終えて、報道陣にプレオープンの公開が30日に行われた後、一般開放が開始されました!7日からの全面開放と思っていたので、拍子抜けでしたが、一週間早くその全容を確認できた事は嬉しい限りでした。これから数回に渡って、大きく生まれ変わった東遊園地の様子をレポートしていきたいと思います。
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開放感の高い「みちひろば」
まずはフラワーロードを南下してくると、眼前に広がる東遊園地はこれまで以上に、公園と税関線の歩道の境界が曖昧になり、歩道が公園と融合した開放的な空間が創出されました。
この圧倒的な開放感。非常に気持ちの良い空間です。歩いていると、自然に東遊園地へと導かれていくように設計されており、「みち」と「ひろば」が一体化した「みちひろば」が形成されています。以前あった噴水や水路は撤去され、歩行空間を拡大しました。
ただ税関線のリニューアルはあくまでも東遊園地の再整備とは分けて、個別に進められている為、少し南に下ると、まだアスファルトの仮舗装のままのエリアが出現します。今後、税関前歩道橋の整備等と合わせて、東遊園地の東側全区間のリニューアル完成を目指す模様です。
公園北東エリアはシームレスな導入部
「みちひろば」は、前述の通り、フラワーロードから自然に東遊園地内に誘われる設計の為、他のエントランス部とは異なり、ハッキリとしたゲート的なエリアがありません。
唯一のエントランスらしき設備は、植栽内に設けられたこの案内マップと告知板です。
にぎわい拠点施設「URBAN PICNIC」のコンセプトやオープニングイベント関連のスケジュールを告知しています。
公園内の回遊性を向上し、更に、街へ・街からの交流を高める美しい都市公園が誕生した事を実感させるに相応しい導入部と言えるでしょう。
園内中央部から北東導入部を眺めた様子です。都心のオアシスとしての機能を大きく向上しました。これはメリケンパークのリニューアルにて蓄積されたノウハウが活かされているのではないかと思います。
レガシー「メタセコイアの並木」へ
導入部から南へ進んでいくと、「みちひろば」の中枢を成すメタセコイアの並木へと導かれていきます。
メタセコイアの並木は、リニューアル前から存在する東遊園地のレガシーです。
以前から非常に美しく凛とした雰囲気を有したシンボリックな空間でしたが、生まれ変わった東遊園地にもしっかりと引き継がれました。
並木にはデッキベンチも造り付けられました。
備え付けのデッキテーブルやチェアーも登場。
背もたれと肘掛けのあるデッキソファー。東遊園地内全体に座って寛げるポイントが非常に数多く設けられた事も今回のリニューアルの特徴の一つです。
またメタセコイア並木の周りの舗装は板状のインターロッキング舗装ブロックではなく、ヘリボーン状に組まれたレンガ調ブロックを採用しています。
並木周りには植栽も設けられ、東遊園地内では最も木陰や木漏れ日が豊かなゾーンと言えます。
ただ以前よりも歩行空間は拡大されており、回遊性の高さという園全体に課されているテーマはしっかりとキープコンセプトしています。
この場所で行われていた「ファーマーズ・マーケット」も今回のリニューアルオープンを機に、今月から東遊園地に戻ってくる予定です。
メタセコイア並木の中央を抜ける通路も形を変えて引き継がれています。
街中の街路樹は常緑樹のシマトネリコ等を採用する事例が多いですが、落葉樹の方が紅葉や新緑等の変化があって季節感が豊かです。メタセコイアも晩秋には美しく色を変化させます。
並木の南側は広場になっており、更に南の「慰霊と復興のモニュメント」エリアへのアプローチになっています。
どちらかと言えば、「みちひろば」は園地内の中では最も以前の形を継承している部分が多いエリアですが、それでもここまで美しく変わるのかと感嘆しました。ほぼ毎週のようにその工事の変化を見てきた私が言うのですから、間違いありません。次回は「みはらしひろば」周りの様子をレポートしたいと思います。
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