人口減少対策の目玉施策であるリノベーション神戸。中でも西神中央、名谷、垂水駅周辺再整備は最重要拠点として位置付けられています。最も整備の先行し、規模の大きな開発が進められるのが西神中央です。
駅の東側で進められようとしているのが新西区総合庁舎の建設です。玉津にある現庁舎を利便性が良く拠点化を高める目的で西神中央に移転させる計画です。建設地は駅前複合商業施設のプレンティの第二立体駐車場があった場所で隣接地に新たな駐車場棟を建設した後、旧施設を解体しました。
建物は昭和設計が設計を手掛けました。仮囲いに掲示されている建築計画のお知らせにはまだ施工者が未定とされていますが、既に一般競争入札によって明和工務店と湊建設工業のJVに決定しています。
前回訪れた4月はまだ既存施設の地中障害物撤去が行われていましたが、7月に着工予定だったので少しそこから時間を置いて5ヶ月ぶりに再訪問。
しかし現状はまだ本格着工前の準備段階といった状態でした。
敷地内にコンクリートの壁を構築して建設地と建設事務所を建てたエリアに仕切りました。これから本格的に杭工事に着手するものと思われます。
一方、西側の主要施設となる図書館や文化ホールから構成される文化複合施設の建設予定地もまだ大きな動きは見られていません。しかし文化施設のデザイン協議は進められており、まもなく協議は成立する運びかと思われます。
現地には既に開発事業計画のお知らせ等の標識類が掲示されています。
建築計画のお知らせです。掲示した事業者は伊藤忠都市開発。この開発用地は北側半分の約0.8ヘクタールにおいて住宅棟を建設して人口集積を図ります。10月に着工予定で、地上11階 延床面積約25,000平方メートルの分譲マンションが建設されます。
敷地計画です。建物をコの字型に配して建設します。分譲戸数は250〜300戸程でしょうか。敷地の大きさから大規模なマンションになる事が予想されます。
この用地で開発される西神中央 文化・芸術ホール等整備事業についてはコンペによって既に鹿島リースを代表とし、シアターワークショップ、伊藤忠都市開発、旭化成不動産レジデンス、山陽電気鉄道、和田興産が参画する企業グループによって進められる事が決定しています。マンションは伊藤忠都市開発が中心企業のようですので、同社のクレヴィアブランドになるものと推測します。敷地が大きいだけにかなり大規模な工事になるでしょう。
リノベーション神戸・西神中央再整備を司る東西の主要施設プロジェクト始動
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伊藤忠によって西神中央に建設されるのは、また城型または壁型の大規模マンションですか。
これだったらタワマンの方がいいでしょう。
何でかと言うと大規模マンションは景観の視界を遮り、閉塞感を与えるので嫌いです。
ここは駅前ですので、糀台の西区新庁舎の方に住居棟を組み合わせてタワマン化したらいいと思います。
本当に西神中央を都心化したいのならそうするべきです。
ハッキリ言いましょう。
人は尖塔(タワー)を目指して集まってくる。
太古の昔から、為政者は教会建築、城郭建築など街の中心には必ずタワーを建築する。塔に対しての人間の本能的な羨望があるからです。
建築を知るものなら理解できるはず。