メリケンパークの再整備がひと通り完了してから既に早7年が経過しました。やはりコロナ禍の3年は時が止まっていたように感じます。そのメリケンパークの南側には緑地が広がっていますが、GW前までこの改修工事が大規模に行われていました。
改修工事が終わった緑地ですが、工事前の様子と大きく変わっているのかと言われるとパッと見は殆ど何も変わっているように見えません。
メインの目的は芝生の張り替えだったかと思いますが、芝が削れてかなり地肌が見えている状態です。気候の良い時期が続いてきたので、芝生広場の利用頻度も多かったせいでしょうか。新しい芝は踏み倒されて消失したようです。
これからの猛暑の中では木陰を中心に芝生広場の利用が続くものと思われますが、日の当たる場所は避けられて芝の復活は期待出来ないでしょうか。もう地肌の見えている部分は生えてこないのでしょうか。
東遊園地に芝生広場を導入する際、社会実験を実施して耐久性の高い芝の採用を図り、且つ利用シーズン前の養生期間を設ける等、手厚いケアが求められます。また散水等、夏場の乾燥を防ぐ事や耐久性には限界がある事対する理解、一定期間の開放休止等の取り組みによる維持管理は欠かせないようです。利用頻度の高い都市公園において、これらの措置は芝生広場の導入には必須のようです。
そんなメリケンパークの対岸で着々と変化を遂げている新港町。第二のハーバーランドとも表現された神戸の新時代のウォーターフロントは三宮に最も近い親水エリアとして将来的に大きなポテンシャルを秘めています。
ツインタワー化の完成が近づくベイシティタワーズ神戸。2棟を角度を変えて建設している為、奥にあるEASTにおいても西側の神戸港の眺望が最大限、確保されています。2棟完成後の夜景が楽しみです。
ツインタワーの足元では新港町待望の新たな集客施設の建設が進みます。ラスイートルパン総本山として今秋のオープンを予定しており、神戸ポートミュージアムと共にエリアに活気を生む施設として期待されています。
しかしエリア最大の集客施設は何と言ってもジーライオンアリーナ神戸でしょう。イベント興行事には最大1万人を新港町に呼び込み、それ以外の日にも常に賑わいを創り出す商業施設としても機能し、突堤先端の集客施設と共に人々を惹きつける起爆剤を担います。
エリアの中にイベントの来場者がイベント前後に滞留できるスポットがもっと増えると、常に人の流れを感じられる街として認識されるようになるでしょう。
課題であるメリケンパークと新港町間のアクセスは、浜手バイパスの南側まで港湾の埋め立てを行う事によって、二つのエリアの距離を物理的に近づけて回遊性を向上するというかなり強引ではありますが、有効性の高い戦略が計画されています。
メリケンパークの緑地再整備完了と対岸に眺める新港エリアの変貌
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
ハーバーランド、メリケンパーク、京橋エリア、新港町が
ウォーターフロントとして繋がる一大プロジェクト。
ポートループによる移動手段も重要ですが、
東側からも西側からも、徒歩で散策して気分が高揚する
ような神戸都心に相応しい商業施設をエリア内に切れ目なく
整備され、賑わいがもたらされることを願います。
ロープウェイ構想は完全に消えてしまったのでしょうか。
なんとか実現し、それぐらいの話題性がまだまだ欲しいですね。