スカイマーク航空は、コロナ前の5年前に成田-サイパンの国際便を就航しましたが、直後にコロナ禍に見舞われた為、国際線の運航から即、撤退を余儀なくされました。ポストコロナでは国内線の回復が先行した為、スカイマークの業績もいち早く回復軌道に乗りました。
そして今年、いよいよスカイマークはかねてから検討してきた国際線の再開を実行に移します。その就航起点は成田や羽田ではなく、いよいよ来月より国際化される神戸空港です。
スカイマークは今年度に新型機12機の導入を行う事を計画しています。新型機は、現在運航中のボーイング737-800型機の後継機とし、ボーイング737 MAX シリーズのボーイング737-8型機6機を2025年度第1四半期より導入を開始する予定ですが、国際線への投入はまずは通常機のボーイング737でしょうか。
就航予定都市は東アジアや東南アジアを想定しているようです。まずは年内に数便のチャーター便を飛ばし、2030年の国際定期便運航開始により、定期便への切り替えを行う模様です。
スカイマークの就航先は現在、既に神戸空港への就航が決定している韓国や台湾、中国の諸都市とは異なる都市を選択する可能性が高いのではないかと思われます。その場合、考えられるのは香港やバンコク、シンガポール等、日本人観光客やビジネス客の見込める都市が考えられるでしょう。他の日系航空会社もスカイマークに続くでしょうか。
スカイマークが神戸空港に国際チャーター便就航による国際便の運行再開へ 他日系航空会社もこれに続くか
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実質的に国際定期便と変わらない国際チャーター便が3週間後に就航するのは嬉しい限りです。旺盛な需要が見込まれますので早急にCIQ体制を整え、希望航空会社の要望を順次受け入れる事が望まれます。
緩やかに増加する国内線旅客数に比べ、世界の航空トレンドでは国際線旅客数は今後も加速度的に増加が見込まれています。スカイマークは神戸空港をハブとして国内8路線を運航していますので、同社が神戸空港を拠点に国際便を数便持つことは国内便にも相乗効果があり有益です。就航先はやはり香港・シンガポール・バンコク線あたりが有望ですね。
好立地で潜在能力の高い神戸空港に国内キャリアが国際便を就航する事でまさに“関西圏の羽田空港”的位置づけとなります。2030年時点では国内大手3社が揃って欲しいですね。
香港便だと便利ですね。
あえてスカイマークの強みを考えるとすれば、神戸空港の国際便の就航会社として唯一のドメイン会社という点でしょうか。
ずっとID登録のできなかった同社ですが今は便利にログインしてすぐ航空券予約できるので、国際線の実績を積むことができれば国内航空会社の安心感が大きな強みになると思います。
来年度の神戸空港就航国際チャーター便は、
インバウンド需要を見据えてか、東アジア各国の都市に
偏っているため、この度英断を下したスカイマークには、
シンガポール、タイのバンコク、インドネシアのジャカルタ
など東南アジアへ就航することで国内からの観光やビジネスの
渡航需要に応えて頂けるよう取り計らわれることを望みます。
人口や経済規模に裏打ちされた確かな市場がそこにはありますので。
神戸市当局も、国際線に関し「最初からいろんな国に飛ばせる
とは考えてない」と以前コメントを残していましたが、
CIQやハード面による受け入れ能力不足は、安全運航のノウハウ
を蓄積しつつ来年度以降直ちに解消させ、くれぐれも機会損失
を招くことのないよう対処して頂きたく思います。