トアロード

神戸トアロードホテル山楽が31日月曜日に閉館 次のオペレーターは?今後の神戸のホテル需要を占う



トアロード・中山手通にある神戸ホテルトアロード三楽が31日月曜日に営業を終えます。閉館の理由は建物保有者変更に伴うものとされています。



神戸ホテルトアロード三楽は前身のプレミアムホテルグループが運営していたホテルトアロードをケン・ホテル&リゾートホールディングスが取得し、リブランドとリニューアルを行い、2015年3月に開業させました。



ミニクーパーをホテルの前に置き、英国旗を掲げ、インテリアを英国調に統一したトアロードの立地に相応しい内外観を備え、通常のビジネスホテルとは一線を画したホテルとして一目を置かれた存在でした。



朝食にも定評があり、利便性の良い立地と可愛らしい雰囲気から女性にも人気のホテルでしたが、10年で一旦、その幕を閉じる事にはりました。



建物規模は地上10階 地下1階 客室数77室で2つのレストランを備えています。

今回の閉館は所有者の再変更によるものですが、どの会社が取得したのかは明らかにされていません。しかし他ホテルとは異なる雰囲気を持つこの建物は今後もホテルとして営業を継続して欲しいと思います。

足下では、いよいよ大阪万博が来月より始まります。既にインバウンド需要で大阪市内のホテルは逼迫しており、更に万博が開幕すると、必然的に溢れた宿泊需要は外に流れます。大阪へのアクセスの良い神戸はこの需要の受け皿に最適です。



コロナ禍前の神戸のホテル建設ラッシュもこうした流れから生まれたものでしたが、以前よりもホテルや民泊施設が増えたとは言え、訪日客数はコロナ禍前を上回る勢いで伸びており、神戸でもホテル需要は以前よりも更に上回る可能性があります。1棟でも活用できるる既存のアセットは多い方が良いでしょう。

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