神戸駅前大晶ビル建て替え計画 既存ビル2棟の解体工事が本格的に始まる

JR神戸駅前北側の大晶ビルの解体工事が本格的に開始されました。前回はテナントの退店とビルの閉鎖をお伝えしていましたが、これから約5ヶ月を掛けて既存ビルの撤去を進めます。



仮囲いが設置され、足場と養生ネットで建物を覆っています。低層ビルなので、地上部の解体にはそう時間は掛からない事でしょう。



仮囲いにまとめて掲示された標識類です。神戸駅前大晶ビル新築工事に伴う解体工事が工事名称です。施工を担当するのは兵庫区の村上工務店。最近、村上工務店の施工現場を頻繁に見かけるようになりました。



隣接する小さな飲食店はそのままなのでしょうか。出来れば隣のコインパーキングも集約して一体的な再開発が望ましいです。パーキングは資材ヤードとして暫定的に閉鎖されています。



予想外だったのは東側の雑居ビルも同時に解体が始まった事です。西側の低層建物と土地を一体化して建て替えを行うようです。



歪な形状の敷地となりますが、新築ビルがどのような規模・デザインの建物になるのか楽しみです。



この開発の事業主である大晶興業は元町に本社を置く不動産会社で賃貸住宅や商業ビルの運営を行なっています。神戸駅前の神戸アークプラザビルも同社の保有物件です。大昌ビルの建て替えに伴い、同ビルのテナントはこのビルに移転しました。新築される大昌ビルはテナントの他、同社の本社機能も担う建物になるのかもしれません。



駅前広場の再整備と再開発を期待したい神戸駅前北側。住宅建設規制の網から外して複数のタワーマンションを中心とした複合商業開発を進めるべきです。業務エリアは三宮、元町、神戸駅南側に任せ、北側は商住複合の街への再生が必要です。新快速停車のターミナル駅として止まらない人口減少対策にそのポテンシャルを最大限に活用しないのは宝の持ち腐れです。