神戸三宮阪急ビル

神戸阪急ビル増築工事 14-15階の鉄骨建方始まる!15階には制震装置を装着か 高まるランドマーク性



13階までの鉄骨工事を終えていた神戸阪急ビル東館の建替工事は遂にオフィスフロア最上層の14-15階の構築を開始しました。これまでの工程と同様にまず南西側の鉄骨建方を進めています。



最高高さは60mを突破したものと思われます。サンキタ通りから見上げるともう首が痛くなります。これでまだ完成時の半分の高さです。



いつもの生田新道からの見上げです。巨大な壁が聳えているようです。結局、オフィスフロアのアルミカーテンウォール取り付けは未だに確認できていません。煉瓦調のPCカーテンウォールを取り付けている基壇部は仮設工事が進み、養生ネットと足場で覆われています。15階までの鉄骨工事を終えるといよいよオフィスフロアの外壁工事が始まるでしょう。



西側は15階まで鉄骨が組立られています。また西面は既に7階まで水平基調のPCカーテンウォールの取り付けが進められています。



同様に南面も7階までカーテンウォールの取り付けが進行しています。南面のオフィス階も想像していたより窓の数はありそうです。今回の2フロアの鉄骨建方はこれまでと少し様相が異なります。建物の中間層にあたる為、構造的に重要なフロアになります。



15階の鉄骨の梁に筋交い状にブレースが取り付けられている様子が確認できます。制震ダンパーでしょうか。大林組の制震技術にはブレース型の装置にステンレス板とブレーキ材の間に生じる摩擦力により建物の揺れのエネルギーを吸収する「ブレーキダンパー」や粘り強くエネルギー吸収能力の高い部材(リンク)を架構に組み込み、地震エネルギーをそこに集中させて吸収する「Y形ブレース・ダンパー」等があるようですが、この超高層ビルにはどのシステムが採用されているのでしょうか。



規模的にも既に周囲を圧倒する存在になってきました。ここまで成長すると、色々な場所からその存在を認められるようになり、これまで以上にランドマーク性が高まっています。



生田新道のトアロードとの交差点からも15階は雑居ビル群の上に頭を突き出しました。



国際会館前交差点からも神戸交通センタービルの後ろに神戸阪急ビルが見え始めました。



市役所本庁舎1号館展望ロビーから眺めるとこの通り。もうまもなく展望ロビーの高さに迫ってくる事でしょう。



改修工事の進む神戸阪急ビル西館の仮囲いにポートアイランドの「BE KOBE」の広告が掲示されました。同様の広告は三宮ターミナルビルの撤去工事の仮囲いにも掲示が確認できました。



サンキタ通りを挟んでその広告の向かいで進んでいるのが「(仮称)HK阪急三宮駅前ビル」の建設工事。雑居ビル2棟を解体して新築している商業ビルです。



コンクリート打設が終わって基礎が完成しました。こちらも鉄骨建方がまもなく開始される事でしょう。小規模ですが、デザインや進出テナントに期待ができるプロジェクトです。



16階は機械室となり、17-28階が「REMM」の上位ブランドになる「REMMプラス」の開業するホテル階になります。階高はこれまでのオフィス階よりも低くなる事でしょう。鉄骨の規格も変更されるのではないかと思われます。3月に入り、いよいよ開業まで残り1年となりました。今後もラストスパートの怒涛の変化が継続してゆきます。

関連記事

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です