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第I期工事として、旧神戸阪急ビル東館の東側部分を解体し、その場所に新しいビルの一部を建設。地下階から地上階に掛けて、阪急東口改札と地下鉄改札を連絡する新しい通路の供用が開始されました。これに伴い、既存通路は閉鎖され、いよいよII期工事に向けて残る既存ビルの解体が始まりました。
名称 | 神戸阪急ビル増築工事 |
---|---|
所在地 | 神戸市中央区加納町4-2-1 |
規模 | 地上29階 地下3階 |
敷地面積 | 約7,100㎡ |
建築面積 | |
延床面積 | 約28,850㎡ |
高さ | 約120m |
構造 | 鉄骨造 (地下部:鉄骨鉄筋コンクリート造) |
用途 | 事務所、ホテル、店舗、駅施設等 |
設計 | 久米設計 |
施工 | 大林組 |
事業主 | 阪急阪神ホールディングス |
完成予定 | 2021年12月 |
完成済の新・神戸阪急ビル東館は側面から見ると、まだ東側のごく一部のみである事がよく分かります。南側の壁面は足場やネットはありません。白い外壁ですが、まだこれは仮の外壁材かと思われます。
西側にはすでに解体が進む旧神戸阪急ビル東館の一部が確認できます。
北側に周ると、防音パネルに覆われているので、より解体工事感があります。元の通路があった場所にゲートが設けられています。
パネルの内部を除くと、旧ビルの鉄骨が剥き出しになっています。何でも崩していく鉄筋コンクリート造とは異なり、鉄骨造は外壁や内壁を取り除くと、骨組の鉄骨のみになるので、後はこれらをバラしていく事になります。よって地上躯体の解体は比較的早く完了するでしょう。
ただ地下に至ってはI期でもかなりの時間を要したように、より建築面積の大きなII期部分は更に工期を要するのではないかと思われます。
これまでの経緯を辿ると以下の時系列となります。
解体工事の本格化: 2016年9月
新ビル東部分の着工: 2017年7月
新ビル東部分の完成: 2018年10月
個人的には神戸阪急ビル、JR駅ビル、バスターミナルビル、市庁舎2号館の建設が同時期に進み、駅周辺にタワークレーンが林立する光景を拝めればと思っています。再開発の高揚感が新しい神戸を象徴するからです。ウォーターフロントでも新港突堤の再開発で工事が開始され、海上では12月に起工を予定する阪神高速湾岸線の橋梁工事が進みます。これまで都心の中小のプロジェクトを多く追いかけてきましたが、これからは大型プロジェクトも逐次挟みながら、更新する喜びを味わえると思うと嬉しい限りです。
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