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神戸第2地方合同庁舎別館の解体が決定 25年春までに撤去予定 跡地利用はどうなるのか



海岸通りの南側に壁のように聳える神戸第ニ2地方合同庁舎。本館と別館の2棟で構成される国の庁舎です。10年程前には本館については大規模な耐震化工事が行われました。



西側の別館についてはもう10年近く使用されていないように見受けられていますが、何もなされぬまま幽霊ビル状態が継続していました。



そして遂に神戸市はこの建物の解体を開始する事を決定!解体工事を担う事業者を募る入札を公告しました。建物と土地は国有でしたが、いつの間にか神戸市に譲渡されていたようです。



この波止場町エリアを巡っては、神戸市が広場化の構想を掲げており、合同庁舎別館の西側にあった神戸市水上警察署はポートアイランドに移転させ、みなと公園と一体化した暫定的な広場としていました。



遂にこの合同庁舎別館も解体する事になり、広場が大きく拡大する事になります。解体工事は25年3月末までを想定しています。

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神戸市が描いていた波止場町の将来のイメージです。本館も含めた合同庁舎や大阪湾水先区水先人会阪神事業所も撤去されて真っ平な波止場町となっています。

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しかしながら合同庁舎や水先人会阪神事業所の移転が思うように進まない事から、水上警察署と合同庁舎別館のみが解体された妥協案のイメージも後から出てきました。



時は流れて、ようやく別館の解体が行われる事になりましたが、解体後の跡地をどのように活用しようとしているのでしょうか。



神戸市は海岸通りから海の見えるかつての景観を取り戻す事を目的として、海岸通りの南側の建物の撤去を試みようとしてきましたが、ただ実現しても岸壁の前には阪神高速の高架、更に沖合に浜手バイパスの高架があり、完全に視界が開ける訳でありません。



これに加えて再開発中の新港町エリアとメリケンパークとの距離を縮小する必要も生じて為、神戸市が出した結論は、現在の船溜まりを移設した上で、浜手バイパスの南までを埋め立てるという新たなプランでした。これによってメリケンパークからは、ほぼ直線で新港町へとアクセスができるようになります。



従って海岸線は現在よりも遥かに南下する為、この場所の広場化はあまり意味を成さなくなりそうです。



将来的に神戸第2地方合同庁舎本館も建て替えを要する事になると思われ、場所を移転して高層化と旧居留地内にある神戸第1地方合同庁舎との集約も考えられます。その際には海岸通り沿いに新たまとまった開発用地が生まれますので、これまでとは異なる視点で用途を考える事ができるのではないかと思います。



海岸通りのテナントビル「ONELIGHT海岸通」。コロナ禍の完成で当初はなかなかテナントが埋まりませんでしたが、最近ではチョコザップやフォトスタジオ、カフェ等のテナントが入った他、テナント募集もストップしているようなので、既に空き区画にもテナントが決定しているのかもしれません。

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  1. ABC より:

    この別館はもう何年間も市が国家要望において解体を求めてきていましたが、一向に動く気配はないためかしびれを切らして市が解体することになったんですね。税金を投入することに批判も考えられたわけですが、英断かとおもいます。

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