三宮バスターミナル計画

神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業 勤労会館は完全消滅 サンパルや東横INNも半分の規模に縮小



サンパルを皮切りに街区内の既存建物解体撤去が開始されてから約10ヶ月が経過した神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業の事業地区。既に全建物の解体が進行中ですが、工事の進捗が顕著になってきました。



最も解体工事のスピードが早かった勤労会館についてはほぼ地上躯体の撤去が完了しつつあり、今後、地下躯体や障害物撤去に移行しつつあります。



地下の構造が既に剥き出しです。まだ1階の一部の壁が残っていますが、ほぼ瓦礫の状態となりました。



勤労会館が消滅した事で、背後の旧中央区総合庁舎や東横INN等の様子もより明らかになってきました。



街区内の1棟でも撤去が進むだけでも、ここまで開放感が出てくるとは思いませんでした。中央幹線の向かいの建物まで視界が開けました。



サンパルについても、かなりの縮小が進んできました。もう当初の半分程度の大きさになっているのではないでしょうか。



西側のあじさい通りから見ても後方の高層部が見えなくなってしまいました。



このサンパルの地上躯体が撤去されると、一挙に開放感が高まるでしょう。



東横INNとサンパルは同程度の高さとなりました。



規模の最も小さい東横INNが恐らく次に消滅する建物ではないかと思われます。



7月には新築ビルの建設工事に着手予定なので、今後4ヶ月で一気に残りの解体を進めていく事になるでしょう。



ようやく約1ヘクタールに及ぶ街区の更地化に向けた道筋が見えてきました。本体工事はかなり長い期間が地下工事に費やされるものと思われます。地上部の鉄骨建方が開始されるのは、2025年頃からでしょうか。夏以降には複数の掘削機が投入され、まさに大規模再開発が始動した様子が拝める事になるでしょう。

関連記事
三宮バスターミナル計画

国土交通省と神戸市が国道2号等 神戸三宮駅前空間の事業計画 中間とりまとめを共同発表

2019年8月31日
こべるん ~変化していく神戸~
国道2号線を管轄する国土交通省と神戸市が神戸三宮駅前空間の整備事業計画について中間とりまとめを共同発表しました。神戸市が産学連携下で …
三宮バスターミナル計画

雲井通5・6丁目再開発 三宮バスターミナルビルの事業協力者の優先交渉権者に三菱地所グループが決定!

2018年9月12日
こべるん ~変化していく神戸~
遂に来ました!雲井通5丁目地区再開発会社及び神戸市はプレスリリースにて同地区の再開発事業の民間事業協力者優先交渉権者に、三菱地所を代表とする …
三宮バスターミナル計画

三宮バスターミナルI期ビル整備計画が始動

2018年5月17日
こべるん ~変化していく神戸~
雲井通5・6丁目で計画されているバスターミナルツインタワー計画ですが、I期ビルとなる雲井通5丁目地区で設立された雲井通5丁目再開発株式会社が設立総会を開催したそうです。いよいよ本格 …
三宮バスターミナル計画

神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業 いよいよ始動に向けて開発準備を進行中

2022年5月28日
こべるん ~変化していく神戸~
超高層複合ビルとなるバスターミナルI期ビルを建設する予定の雲井通5丁目再開発地区。いよいよ始動に向けて街区内の既存建物の解体を開始す …
三宮バスターミナル計画

神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業 遂に旧中央区総合庁舎も白箱化 その他の建物も縮小化が続く

2023年2月21日
こべるん ~変化していく神戸~
今年7月の着工に向けて、着々と街区内既存建物の解体が進む雲井通5丁目の再開発地区です。サンパルも上層階からどんどん縮小し始めていますが、 …
三宮バスターミナル計画

神戸三宮駅前空間整備事業計画検討会第2回会合で判明したバスターミナル検討案についての一部詳細

2020年1月4日
こべるん ~変化していく神戸~
国土交通省近畿事務局と神戸市は国道2号線を含む三ノ宮駅前交差点エリアの再整備構想(三宮クロススクエア構想)と雲井通5・6丁目に計画するバスタ …
三宮バスターミナル計画

神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業 公開された図面から読み解くバスターミナルI期ビル その2(平面図)

2022年11月15日
こべるん ~変化していく神戸~
雲井通5丁目再開発株式会社が発表したバスターミナルI期ビルの概要に示された図面に基づく深読みその2は平面図です。立面図や断面図では分 …

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です