先月半ばより敷地北側から遂に鉄骨建方が開始された神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業のバスターミナルI期ビル。そして今度は待望のタワークレーン1号機目が登場しました。
敷地の北側で開始された鉄骨建方はコの字型に2階までの鉄骨が組み立てられています。何故、あじさい通りに面する最北端部の鉄骨はまだ組み立てられ始めていないのでしょうか。恐らく敷地中央の乗り入れ構台に配置されているクローラークレーンでは最北部は届かない可能性があります。
ここで登場したタワークレーンの1号機。鉄骨内部の北東側に設置されました。これであじさい通り側の鉄骨建方も行う事ができます。またタワーマンションの建設ではよく採用されるマストクライミング式ではなく、フロアークライミング式のタワークレーンとなっています。
1号機の登場によって超高層再開発ビルの建設現場感が強くなりました。1号機の設置場所が北東側という事は、2号機は北西側に設置されるのでしょうか。
バスターミナルと商業施設が入る予定の地上1-2階部分。クローラークレーンはタワークレーンの組み立てに専念する事になるものと思われます。
追加されるマストが運び込まれています。2号機用のマストでしょうか。
大林組のタワークレーンのマストは濃いオレンジ色が特徴です。
敷地南側でも地下階の躯体工事が着々と進められています。こちらには乗り入れ構台にラフレテレーンクレーンが投入されています。北側に後れをとっていますが、こちらの地上部の鉄骨建方が開始されるのは9月頃でしょうか。
早く双方の鉄骨が一つの躯体になる様子を見てみたいものですね。これだけ大きな敷地に一つの塊となった際には都心エリア最大級の建物として強い存在感を放つ事になるでしょう。
投入されるタワークレーンの数は少なく見積もって4機。場合によっては6機が妥当な数かと思われます。2号機は北西角に設置され、もう4機は南側。その内、2機は高層部の建設に投じられるでしょう。
複数の再開発現場に聳えるタワークレーンが林立する様子を少し離れた高所(ポートタワーやヴィーナスブリッジ、市庁舎1号館等)から見渡しみたいと思いますが、雲井通5丁目プロジェクトの建設中にJR新駅ビルや市庁舎新2号館のタワークレーンの登場が間に合うのかどうか。また順調に建設が進む雲井通5丁目にに対し、II期プロジェクトの雲井通6丁目北地区は現状、どこまで計画の検討が進んでいるのか。市庁舎新2号館の計画に遅れが生じているだけに、バスターミナルII期ビルの行方にも懸念しています。
神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業 タワークレーン初号機が登場!これから何機まで増えていく?
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