市庁舎建て替え計画

新中央区総合庁舎建設工事の図書縦覧が始まる 規模は地上13階 地下1階の鉄骨造


冷却塔の移設工事が先月末に完了し、今秋の解体開始を前に入居部局の移転が始まっている神戸市庁舎3号館。解体後には新中央区総合庁舎が建設される予定です。まだ絵姿や建物構成の最終案は発表されていませんが、いよいよ設計は固まったようで図書縦覧が昨日から開始されています。

公開されている概要は以下です。

名称 (仮称)新中央区総合庁舎建設工事
所在地 神戸市中央区東町114、115
規模 地上13階 地下1階
敷地面積 3,597.22㎡
建築面積 1,957㎡
延床面積 19,356㎡
高さ 52.78
構造 鉄骨造
用途 事務所 集会室 駐車場
設計
施工
事業主 神戸市
完成予定


公募型プロポーザルで示されていた日建設計の提案内容に基づく設計となっている筈です。

  • 2号館・地下通路・4号館へのつながりがよく検討されており、また、4号館への車両アプローチも活かせる計画であり、全体的にもバランスの取れた提案である。
  • フラワーロードからの市民動線の理解や「緑のシティコア」による回遊性向上の提案は優れている。
  • 地下1階柱頭免震の提案や整形な平面、スカイデッキの効用による日射負荷の軽減など、課題解決に対する提案は優れており、実現性は高いと考えられる。
  • 既存建物の地下躯体を活用することで、工事費削減と大幅な工期短縮が提案されている。採光等に配慮した整形な平面計画を提案しており、フレキシビリティが確保されている。
  • グリッド状のフレームの壁面構成やスカイデッキによる水平線を活かしたデザインは、街並みにアクセントを加える可能性がある点が評価された。
3gokanato.jpg

完成予想パースや建物フロア構成等、公開される日も近いでしょう。ようやくここまで来ました。合わせて2号館跡地についても発表し、遅れている三宮再開発に勢いを取り戻して欲しいと思います。
関連記事
市庁舎建て替え計画

神戸市役所本庁舎2号館再整備計画 神戸市・オリックス不動産他企業グループが公式プレスリリースを発表 施設開業は2029年を予定

2022年9月1日
こべるん ~変化していく神戸~
昨日、神戸新聞の報道によって神戸市役所本庁舎2号館跡地に計画されている新庁舎と集客施設で構成される新2号館についての開発概要や事業者がオ …
市庁舎建て替え計画

市庁舎建て替え計画 (仮称)新中央区総合庁舎他建設工事 鉄骨建方がほぼ完了 最高部に達する!

2021年11月20日
こべるん ~変化していく神戸~
神戸市役所本庁舎3号館跡地に建設中の新中央区総合庁舎。工期は残り約半年程に迫り、鉄骨工事もいよいよ完了を迎えようとしています。タワークレ …
市庁舎建て替え計画

市庁舎建て替え計画 (仮称)連絡ロビー・エネルギー施設他建設工事 連絡ロビーと1号館を活用したにぎわい動線確保によって回遊性を生むべし

2022年10月22日
こべるん ~変化していく神戸~
解体された市役所本庁舎2号館跡地で建設中の連絡ロビー・エネルギー施設は市庁舎1号館、新2号館、危機管理センター、中央区総合庁舎の空調 …

POSTED COMMENT

  1. kkbb より:

    まあまあと言った内容ですかね。
    大きさの感じは裏の神戸ルミナスホテル、江戸町ビルとほぼ同規模ですかね。
    図面を見ていないので推測すると、敷地面積は3500平米とのことですが、実際は2500平米ぐらいと思われるので、隣の危機管理センター敷地を組み込んでいるような気がします。
    この建築面積と延べ床面積の比率から察するに上階は薄い板状で区民会議室群が入り、ホテルのように並ぶと推測します。
    わたしの想像では、イーライ―リリー本社が途中から神戸ルミナスホテルみたいになっているように思います。
    高さが52m強ですが、これは塔屋までの最高高さなのかなあ?
    一番興味あるのがこのスカイデッキです。屋上部に設置されるなら、JR京都駅ビル、大阪駅ビルにもこのようなスカイデッキがありますので、デッキがポートタワー、旧居留地方面に向け西側に視界が開ける構造であれば眺望は良く、訪れる人々は結構出ると思います。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です