熊本

地域探訪: 熊本・サクラマチクマモト Part4 間違いなく国内最大級の屋上庭園 雲井通5丁目再開発ビルも屋上庭園に賑わい施設を整備したい



サクラマチクマモトの特集記事もいよいよ今回で大詰めです。今回はこの施設を大きく特徴付けている棚田状テラスや屋上に整備されたスケールの大きな庭園について取り上げたいと思います。

緑溢れるストリートビューテラス



各層が突き出した形で棚田のように大きなバルコニーテラスがあります。出幅は非常に大きく、また緑で溢れています。



スターバックスコーヒー等、このテラスに面して配置されたカフェには緑溢れるオープンテラスのカウンター席が設けられています。



また建物内部を介さずとも1階から階段でテラスへとアクセスする事が可能です。



テラスにはテーブルやベンチ、カウンター席等も多く設けられており、緑の中で憩いの時間を過ごす事が可能です。



各層間も外部の階段で行き来ができるようになっています。



この棚田のテラスは「ストリートビューテラス」と名付けられており、数々の草花が植えられています。



フロアの一部には保育園が入居しており、この前のテラスは園庭としての役割も果たしています。



巨大なくまもんも設置されていました。まだこの時点ではマスクを付けていました。



ストリートビューの名の通り、施設前の開放的な広場やビル街を一望できます。



ストリートビューテラスを上階から見下ろした様子です。

広大なサクラマチガーデン



更に上階へ進むと、最上層の「サクラマチガーデン」に到達します。



階段を上がっていくと、建物の屋上とは思えない非常に広大な空間へと誘われます。



サクラマチガーデンと呼ばれているだけあって、本当に庭園と呼べる広さがあります。恐らく国内最大級の屋上庭園かと思われます。



まずは「ルーフトップコート」と名付けられたコミュニティスペースで、様々なイベントが開催されているようです。



規模の大きなカフェもあります。屋上庭園にこうした滞在型のにぎわい施設がある事も非常に重要です。



光を透過する膜素材のシェードが掛かったテラス席も用意されており、BBQも提供されているようです。夜間まで賑わいがあるようです。



突き出た円形のガラスの建物は熊本城ホールのホワイエ。その周りを水景施設が取り囲みみます。

もはや屋上である事を忘れる桜町庭園



そしてルーフトップコートとその先にある「桜町庭園」の間を取り持つウッドデッキ。



等間隔にベンチも並べられています。



段々とこれまで以上にガーデンらしくなってきました。



桜町庭園の一部には、ガーデンウェディングを提供する施設もあります。



そしてなんと芝生広場までもが存在します!もはやここがルーフトップという事を忘れてしまいます。



「なんという事でしょう」という言葉しか思い浮かびませんでした。



これだけの植物を群生させる事ができる程の土を建物の上部に盛る事ができた事に驚きです。



せせらぎも流れており、写真として切り取ってしまうと普通の緑豊かな庭園としか見れないレベルです。



広大な水景施設は真夏には子供に大人気となるのでしょう。殆どプールに近い領域です。



滑り台等の遊具もあり、老若男女が楽しめる空間が創り出されています。



ルーフトップからは至近距離に熊本城の天守閣を望む事も可能です。



この施設はどの切り口から見ても非常に尖っています。政令市とは言え、九州の一地方都市で、こんなに思い切った複合施設を実現させたのが、大手不動産会社ではなく、地元デベロッパーの九州産業交通ホールディングスや熊本市であった事には驚きます。またその意気込みには感服です。



総事業費は777億円。建物規模は大きいですが、敷地面積がある為、超高層化が不要だったので、建設費は抑えられています。とは言え、並の政令市でもここまでの巨大再開発プロジェクトを進める事は至難の業です。よくやり遂げたものだと思います。

雲井通再開発でも屋上庭園の存在感を高めたい



雲井通5丁目再開発ビルにも基壇部の屋上が大階段を備えた屋上庭園が整備される計画です。植栽が行われ、展望デッキも併設されるようです。「世界一美しい」を標榜する三宮図書館にも面していますが、サクラマチクマモトのようにカフェ等の集客施設を屋上庭園に設置できないでしょうか。図書館内の庭園に面した入口付近にカフェが入るのならそれでも良いとは思いますが。屋上庭園の積極的利活用には賑わい施設は必要かと思われます。また雲井通6丁目のII期計画との将来の庭園の連続性や統合も検討すべきではないかと思います。
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POSTED COMMENT

  1. sirokuma より:

    スケールと言い仕上がりと言い素晴らしい建物ですね。これで777億円とは安い…今更ながら東京オリンピックの施設整備費のバカ高さに驚きます。
    ただこれ程のテラス植栽・水盤・屋上庭園をみるとこの維持経費にどれくらいの費用が掛かるのだろうと思います。阿蘇山の恩恵を受け水資源には問題が無いんでしょうが。(笑)
    でもこんな風に突き抜けた施設を計画できるのは行政内の風通しが良いのと官民の連携が獲れているからこそなんでしょうね。地方都市には他にないユニークな大型物件があちこちで計画されていますね。やはり企業と行政の連携が上手にとれている所には良い施設が出来ているように感じます。札幌市との軋轢から本拠地を移転して作られた北海道ボールパークFビレッジなどはその典型だと思います。これらの都市は規制緩和や優遇策を最大限に施し企業の投資意欲を巧みに高めています。どうしたら投資してくれますか?投資には何が必要ですか?と広く民間企業に問いかける行政もあります。
    神戸市は様々な素晴らしい都市インフラを持ちますがそれらは老朽化が目立ちます。旧居留地やフラワーロード東地区は広い道路で区画された綺麗な街区で形成されていますが、中身は古ぼけたビルが目立ちます。土地や建築資材・労務費が高騰している状況を考慮すると大幅な緩和策なしには、民間の投資は進まず、このエリアのグレードアップはなかなか進まないのではないでしょうか?

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