横浜

地域探訪: 横浜・北仲通地区再開発 複数のタワーが同時出現!


みなとみらい地区の対岸である北仲通地区は国の特定都市再生緊急整備地域に指定されている再開発地区で北地区と南地区に分かれて開発が進められています。これまで横浜の超高層ビルはJR横浜駅周辺からみなとみらいに集中して建設されてきましたが、この北仲通地区に高層建築群が出現した事でハマのスカイラインは大きく拡大しました。


最大規模の開発は北地区・A-4地区て建設中の超高層ミクストユースタワー。地上58階 地下1階 高さ199.95m 延床面積168,285.63平方メートル。タワーは5〜45階及び52〜58階を1,179戸の分譲マンション、46〜51階を短・長期滞在用サービスアパートメントのオークウッズが進出。その他1~3階に商業施設・文化施設、46階には住宅メインのタワーとしては珍しく一般開放される展望フロアも設けられる予定です。


事業主は三井不動産レジデンシャルと丸紅です。2008年の計画着手を目指した当初は森ビルが主体となって高さ220mと170mの2棟のタワーを中心にオフィス、ホテル、商業施設、共同住宅を擁する複合開発となる予定でしたが、リーマンショックによって計画は暗礁に乗り上げ、結局、2016年の本計画着工まで延期を余儀なくされました。また計画内容も大幅に見直され、縮小した上で森ビルも事業者から撤退。


景況に翻弄されて紆余曲折の上、ザ・タワー横浜北仲と正式名称の決まった巨大なタワーはまもなく竣工を迎えます。展望フロアが開設される46階はバルコニーが無いので地上からも視認できます。頂部の意匠が特徴的で、新しい横浜の新・ランドマークタワーとして相応しい風格と規模を擁する建物です。


横浜市新庁舎は関内の現市庁舎と周囲の事務所ビルに分散する部局を集約する為に横浜市が建設しています。地上32階 地下2階 高さ155.5m 延床面積143,448.76平方メートルという規模の超高層庁舎で、2020年5月末の完成を目指しています。


行政庁舎が主要用途ですが、低層部には商業施設も入る予定です。人口370万人を超える大都市を司る新しい司令棟への投資額はこの庁舎のみで900億円に上ります。


運河沿いにはアパホテルがアパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉を建設しています。地上35階 地下2階 延床面積64,516.80平方メートル 客室数2,311室で日本最大級のホテルとなります。


完成予定は2019年9月と半年を切りました。白亜の高層建物は品川プリンスホテルを思い起こさせます。高さ135mとホテルオークラ神戸とほぼ同じ高さです。


大きな塔屋を持った建物ですが、夜間にはこの塔屋全体が浮かび上がるライトアップが施される予定で夜間のスカイラインへのインパクトは大きいと思われます。中高層階からの眺めも抜群でしょうね。


どの建物も落ち着いた形状ですが、デザイン性は高く、調和のとれたビル群を形成しつつあります。


北仲通再開発地区の超高層ビル群を遠望します。既存の横浜アイランドタワーと横浜地方合同庁舎と合わせて横浜のスカイラインの拡大に大きく貢献します。


同再開発地区をみなとみらい地区と合わせて望みます。横浜ランドマークタワーとの対比が印象的です。


最後は横浜ランドマークタワーから望む同地区全体俯瞰です。ザ・タワー横浜北仲の周りに駐車場が二ヶ所確認できますが、将来的には再開発されるでしょう。更にビル群が拡大します。神戸の新港町もこれ位の規模で再開発されると非常にインパクトがあるのですが、望むべくもないですね。

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POSTED COMMENT

  1. hk より:

    横浜は新陳代謝が活発ですね
    案件一つ一つの規模も凄いです
    神戸も諦めムードが漂ってますが、諦めないで殻にこもらないで目を背けないで頑張ってほしいです

  2. ダイニングキッチン より:

    「ウチのポジションは東京のベッドタウンで十分」と割り切っている横浜や、商業発展よりも古都というポジションを守り抜くことを優先する京都の方が神戸より商業が発展しているというのは運命の皮肉に他なりませんね。久元氏がいかなる意図で「神戸は大阪のベッドタウンではない」「三宮付近でのタワマンは許さない」などと言ったかは定かではありませんが、神戸は商業面、観光面、行政面で全く結果が出ていません。神戸は横浜や福岡、大阪などに下手に対抗意識を抱くのでなく、自分の歴史や特徴をよく勉強し、無理のない進化を成し遂げてほしいと考える次第であります。

  3. kkbb より:

    インバウンドで成果が出ない以上、残念ですが、神戸はもう観光面では歴史で大差のリードする京都、大阪、姫路、奈良には敵わないと自覚するしかないんでしょう。
    これ以上無駄に観光面で力を注ぐより、自然や交通などのインフラや住環境にすぐれでいる神戸は、80年代に掲げたMICE都市として再度、出直すべきだと思います。当の市長は完全に忘れてますが。(苦笑)
    やはり、神戸本来の持ち味であるビジネスや商用観光に特化して、リゾート都市としてなら現状インバウンドと違った客層を呼び込める可能性大と思います。大阪のIR構想はカジノのダークサイドを大阪自らがかぶってくれて、漁夫の利を得ると言う願ってもないチャンスなんですがね。
    シミュレーションして行くと、可能性は結構いくらでも有りそうです。
    ま、それでも行き着くところの弱点が今の神戸市長なんで、本当に厄介者ですわ。

  4. もっちゃん より:

    横浜との比較もですが、隣町の川崎市の人口2019年4月1日推計
       1,522,241人
    神戸市の同日推計
       1,522,635人
    で、来月にも逆転するでしょう。
    三宮の風格どうこうどころでなく、地下鉄の阪急乗り入れなど、大阪のベットタウンでもいいから人口を増やす方が先だと思います。

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