名古屋

地域探訪:名古屋 (仮称)錦三丁目25番街区計画にヒルトン・コンラッドが進出 愛知県・名古屋市は高級ホテル立地促進補助金の補助事業に認定

 



名古屋市は都心商業地の栄地区・錦三丁目25番街区の市有地他の再開発を進める為、事業候補者を募り、三菱地所を代表企業とし、日本郵政不動産株式会社、明治安田生命保険相互会社、株式会社中日新聞社が構成企業とする企業グループを選定しました。同グループが提案した再開発ビルは地上36階 地下2階 高さ200mの超高層複合ビルで、地下階から低層部に大丸松坂屋百貨店による商業施設、4-6階にシアター、9-25階をオフィス、7-8階と26-36階を外資系高級ホテルという構成となり、栄地区最高層の建物を目指します。

 

米高級ホテル ヒルトンのコンラッドが進出!



この栄の新ランドマークタワーの高層部に米国高級ホテルグループのヒルトンの中でも最上級ブランドの一つであるコンラッドが誘致される事が決定しました。コンラッドの進出は東京、大阪に次ぐ全国で三番目となります。愛知県と名古屋市は東京や大阪に出遅れている高級ホテルの進出を促す為、「高級ホテル誘致に向けた補助制度」を創設。この補助制度を受けるホテルには以下の事細かな条件が課されています。

 
  • 客室は平均面積が45平方メートル以上
  • 客室数は150室以上
  • スイートルームの設置(全客室の5%以上)
  • 国賓級の要人に対応できる室(概ね100平方メートル以上)の設置
  • バンケットルームの設置
  • ホテル専用の車寄せの設置
  • 複数のレストラン、スパ・フィットネス施設、バー・ラウンジの設置
  • バレーパーキングのサービス/コンシェルジュデスクの設置
今回の錦三丁目25番街区計画もこの補助金制度の対象事業として認定され、150.4億円の補助金が支給される事になります。

この高級ホテル誘致促進補助制度を活用する為か、施設計画自体も拡大し、地上41階 地下4階 高さ210.68m 延床面積109,075平方メートルという規模に変更されました。ホテル部分は1、10、11、31-40階に変更され、166室(うちスイートルーム 33室)を整備。上記条件を満たす他、屋内プールも備わる予定です。

栄地区は近年、名古屋駅周辺の再開発に押され気味でしたが、複数の超高層複合ビルの再開発によって巻き返しが図られる予定で、名駅と栄の二大摩天楼が名古屋の新しい風景になる予定です。

 

兵庫県・神戸市も高級ホテル誘致に本気度を見せるべき

兵庫県・神戸市も高級ホテルが不足し、既存のシティホテルも老朽化が進んでいます。今後、錦三丁目25番街区と同じく三菱地所が代表企業である雲井通5丁目の再開発ビルの上層部にも高級ホテルを誘致する予定や市庁舎2号館跡の複合ビルの集客機能にホテルを選択する構想、兵庫県庁舎2号館跡地で検討されるにぎわい交流施設に外資系ホテルを誘致する構想等が進められていますが、本気で高級ホテルの誘致に取り組むのなら、愛知県・名古屋市のような補助金制度の創設も検討すべきかと思います。外資系高級ホテルの有無は海外から宿泊地として選択されるかどうかの重要なバロメーターにもなり得ます。

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