熊本

地域探訪:熊本・熊本パルコ跡に(仮称)下通GATEプロジェクトビル計画始動

熊本市中心部の下通商店街入口で1986年5月に開業して以降、ファッションを牽引する商業施設として30年以上に渡って人気を博してきましたが、近年は施設の老朽化、熊本の商業環境の激変に伴って売上は低迷し、昨年2月に閉店しました。ファッションビルとして一時代を作ってきたパルコですが、そのブランド力に翳りが出ており、熊本パルコに加えて、宇都宮パルコ、大津パルコ等の地方店を閉店した他、首都圏でも津田沼パルコ、新所沢パルコ等の郊外都市でも閉店を決めた様相は低迷する百貨店と同じ軌跡を辿っています。


熊本パルコの入居していた建物は築50年の老朽ビルだった為、建物・土地を保有していた山陽はパルコとの契約満了後、建物の解体に着手。跡地に「(仮称)下通GATEプロジェクトビル」を建設する事を発表しました。

パルコはこの新築建物の地下1階~地上2階部分に再出店します。恐らくゼロゲートとしてテナントのリーシングを行う模様です。

また建物の地上3階~11階には熊本県初進出となる星野リゾートが進出し、ホテルを開業します。

 

(仮称)下通GATEプロジェクトビル

所在地: 熊本県熊本市中央区手取本町5番1
構造: 鉄骨造
規模: 地下1階 地上11階
延床面積: 9,992.42m2
用途: 地下1階~地上2階 パルコ(面積3,424.84m2)
地上3階〜11階 星野リゾート
開業時期:2023年春予定



地域一番店の鶴屋百貨店本店に隣接し、熊本一の繁華街という商業一等地にありますが、熊本市の商業地図は桜町の再開発で昨年開業した大型複合商業施設「サクラマチクマモト」やJR熊本駅前に今春開業した駅ビル「アミュプラザ熊本」等、競争力のある新施設のオープンが相次ぎ、既存中心街との競争が激化しています。既存中心街がどのように巻き返しを図っていくのか。この建替計画もその一環となります。

同様の形で昨年末に閉店した東急ハンズ三宮跡は半年以上も幽霊ビルのままですが、建て替えや後継テナントの話は出て来ません。小売としての立地は難しく、飲食テナントのビルとしても今は最悪のタイミングです。

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POSTED COMMENT

  1. 元北区民 より:

    こべるん様

    いつも首都圏の隅っこから楽しく拝見しております。
    熊本パルコの計画のレポートどうもありがとうございます。
    5年以上前ではありますが、出張で熊本に行っていたので、動きが見られてうれしく思います。

    また、熊本とは関係ありませんが、兵庫県三田市の再開発についてもぜひ一度地域探訪でレポートしていただけますとうれしいです。
    (しばらく帰神しておりませんのと、再開発ビルにある三田阪急が8月1日にコロナで閉店するのが決まり、北区民にとっての大事な乗り換え駅前の変化する前の姿が見られませんもので、閉店前に取材していただけるとありがたいです)
    大型ペデストリアンデッキやバスロータリー整備としては、2000年代前半の再開発としてはかなり頑張っていると思います。

    また、神戸阪急ビルについても29Fの取材、楽しみにしております。

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