三宮再整備

加納町3丁目交差点改良工事 新設横断歩道が供用開始 イスズベーカリー旧本社の解体工事も本格化



6月から工事が進められてきた加納町3丁目交差点改良工事。フラワーロードを跨ぐ北側の歩道橋を撤去し、新たに横断歩道を設置し、周囲の歩道も拡幅する計画が進めらていますが、既に歩道橋の撤去や中央分離帯の構築も完了しており、工事は佳境に入ってきました。



歩道橋の撤去が行われた北東側の歩道は車道側に拡幅された上で、インターロッキング舗装ブロックも全面的に刷新されました。



採用された新しい舗装ブロックは正方形型の割と区割りの細かいタイプであり、色調はアースカラー系です。また表面は滑りにくい材質です。



拡幅された歩道は広々としています。フラワーロードの北側のイチョウ並木は現在、葺合南54号線同様に美しい並木道になるよう再生が試みられています。



地面から電気ケーブルが出ています。改良工事の仕上げとして、フラワーロードに施されている光のミュージアム化をこのエリアにも広げる予定で、トレードマークの特殊街路灯の設置が行われます。



新しい照明設備の設置によって通りの雰囲気も大きく変わる事になるでしょう。



イスズベーカリー前の歩道は広場のようになりました。



そしてその前には遂に横断歩道と信号が新設され、供用が開始されました!



この横断歩道の供用開始によって、加納町3丁目交差点を、これまでのように歩道橋を介せずとも東西・南北双方向の回遊が可能になり、バリアフリー化が実現しました。



今回のこの改良工事は交差点周りの歩行者回遊性向上以外の目的もあるものと思われます。



この改良が行われた事により、フラワーロードの交差点以北の車道車線数がこれまでの3車線から2車線に減少しました。



2車線化によって交差点以南となる三宮駅方向への車の流入数を制限したいという狙いがあるものと思われます。これは将来的に駅周辺の車道幅員を減少させ、歩行者空間を拡大する三宮クロススクエアの整備に対する準備段階である事を示唆しています。

従って今後、段階を踏んで更なる交差点の改良が進められる可能性は高いと思われます。



改良が進む交差点に面していたランドマーク・イスズベーカリー旧本社ビル・工場もとうとう足場と防音パネルに覆われました。



既に裏側に回ると、内部から解体が開始されている様子が確認できます。



東側の増築された事務所棟も同時に解体が進んでいます。イスズベーカリー旧本社ビル・工場の解体完了は来年3月を予定しています。4月には手前のUR布引ビル跡地と一体化した大きな更地が誕生する事になります。



交差点の向いでは加納町TAKAI BLDが建設中です。交差点周辺の変貌はこれからも続いていきます。

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