新港突堤西地区再開発

三宮新港町計画 各工区で工事の進捗が見られる 新港町エリアで将来の再開発準備も進行中

三宮新港町計画で建設中のオフィスビルは外装の完成に向けて着々と工事を進めている状況です。



フェリシモ新本社となる「フェリシモ・クリエイティブ・ランド」はカーテンウォールの取り付けが5階にまで達しており、残り2フロアで基準階となる部分の外装は完成します。



南北面は工事の歩調を合わせています。基本的に南北面のデザインは少なくとも2-7階は統一されて同じようです。1、8階はその用途によって異なる形状になる可能性があります。最上階の何の用途に充てられるのでしょうか。眺望を活かしてカフェテリアやバンケットのような空間なのかもしれません。企業柄、役員の執務室フロアではないように思われます。



側面となる東西面は2本のストライプが入るようにパネルの間にガラスが入ります。



鉄骨建方が完了した思われるGLION本社ビルこと「GLION Awa-s Building」。



角度を付けて扇型に開いたようなファサードが非常に特徴的な建物です。次の工程は庇の取り付け及びカーテンウォールの設置となる外壁工事。建物の質感が出てくるだけにこの作業が進むと一気に完成後の姿が現実を帯びてきます。



先行する2棟のオフィスビル建設。オフィスだけでなく商業施設としての機能も盛り込まれており、来年の完成より同エリアへの集客が始まる事になります。



隣接する関電不動産開発が計画するベイシティタワーズ神戸EASTの工区では三点式パイルドライバが2台投入されて地盤改良工事の真っ最中です。



駐車場棟の鉄骨工事も順調に進行しています。だいぶと駐車場ビルのようになってきました。



開業予定は当初今秋でしたが、工事の遅れから今冬オープンに予定が変更されました。



南側から眺めるとより立体駐車場棟感がよく分かります。鉄骨工事の完了も間もないでしょう。



先行開発が進む西地区ですが、今後は隣接する第2突堤と基部の再開発が事業化に向けて具体化が進む予定です。サウンディング型市場調査の実施結果が今月末には発表される予定になっています。これに基づくプロポーザルコンペが行われるのは来年でしょうか。



新港地区の再開発はこれらの西側エリアに留まりません。東側エリアの倉庫街でも土地の取得が進行しているようです。



川西倉庫は17日に同社神戸支店第3突堤営業所の建物の神戸市への引渡しを5月29日付で完了し、譲渡に伴う物件補償金6億8000万円を今期第1四半期に特別利益として計上すると発表しました。土地は神戸市有地で同社が賃借していました。また同社は2010年に神戸港冷蔵倉庫を神戸市に売却し、この土地が現在、水族館の入る文化施設棟として開発中です。第2突堤後の第3ステージ以降の再開発についても今後の期待が高まります。
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