神戸市と兵庫県は新長田エリアの活性化を目的として再開発事業地区内に業務ビルを建設し、県関係機関や市の行政機関、外郭団体等を移転させると発表しました。この移転によって最大1000人程の職員が新長田で勤務することになり、行政の城下町として街に活気が出ることが期待されています。
庁舎ビルの建設予定地は長田区二葉町5丁目でアスタくにづか5番館南棟の東側。写真は少し古いですが、元々、この場所には北側に隣り合う予定のアスタくにづか3番館・スカイマークタワー新長田とデザインを統一した30階建ての超高層マンションが計画されていました。敷地面積は約3700平方メートル。数十億円の事業費によって市と県はここに地上8-9階、延床面積18,000平方メートル程度の庁舎ビルを建設します。
具体的な移転機関はこれから決定されますが、早ければ来年度に建物の設計に着手、29年度に着工。今から4年後に新庁舎ビルが稼働を開始します。
確かに1000人の昼間人口を一気に増やせる事によるメリットは大きいかもしれません。周囲の飲食店や物販店は昼夜とこれら職員の利用による増益が見込めますし、サービスを受ける県市民や取引している企業担当者等、来街者も増えることでしょう。新長田は生活副都心として開発されてきたので、業務系の機能はこれまでほとんど0に等しい状況でした。
市役所の新長田移転案は先の神戸市長選にて久元現市長と争い僅差で敗れた樫野現兵庫県議会員が公約として掲げていた政策です。良いアイディアは積極的に取り入れるべきなので今回の案が実現した事は評価に値するのではないかと思います。また移転対象となる市の行政機関には2号館や3号館に配置されている部署が移ることになればこれらの市庁舎も再開発が早く実現する可能性もあります。2号館の建替+高層化による活用は同じく市長選にて森下候補が公約に揚げていました。
この新庁舎が新長田の抱える問題をすべて解決するとは思えませんが、昼間人口の増加による効果は確実に出てくるのではないでしょうか。この庁舎移転計画を元に三宮の市庁舎集約と跡地の再開発に弾みがつけばと思います。
県と市が新長田に庁舎ビルを建設
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新市長になって始めての具体的な開発となりますね。
市長のブログにも三宮開発と連動させると記述されているので、今後の動きに目が離せないですね。
新庁舎の床面積が18,000平米との事ですので、三宮ビル北館とほぼ同じです。神戸としては大規模な業務ビルとなりますね。都心では有りませんが楽しみです。
ただ完成が4年後ですので、それができてから市庁舎2号館を建替えるとなるとまた3年ほどかかり、そこに中央区役所等を移転させて、跡地にバスターミナル建設するとなると、都合10年以上かかってしまいます。
どこかに仮移転などして、同時に開発を進行する妙案を考えてもらいたいものです。
県と市の機関の一部移転は、新長田駅前エリアの活性化には寄与し経済効果も見込めるのでこれには賛成です。でも、ビルを新築する必要はないでしょう。
アスタくにづかには、ただでさえ空きスペースが沢山あるんですから、現入居者と調整し空きスペースを集約してそこへ入居したら良いと思います。
神戸市の外郭団体が入居又は保有するビルは、市内に山ほどあるとよく耳にしますが正確には何棟あるんでしょう?噂ではその多くが入居率が悪いと聞きますが、事実なら外郭団体等の集約は新たな空室を生み税の無駄遣いに繋がります。新築しなければならない理由は何もありません、それに移転により活性化したらこの敷地の利用者も現れるでしょう。
Ps.高取の県民局・県土木などが移転するんじゃないかと…噂話ばかりでスミマセンでした。
案そのものには賛成で、やっと動いたという感じだが、とにかく現市長はのんびりしている、官僚の性か。
新長田の商店街は再開発の失敗で瀕死の状態、すぐにでも応急処置が必要、そのためには再開発ビルの空き室にまず移転すべき。
市長選の対抗候補は民間出身でスピード重視、すぐに実行すると訴えていた、それでないと対策にならない。
勘ぐれば商店街対策より、再開発が進まない空き用地対策かと思ってしまう。
まして今の市の財政、県の財政からして新築ビルをたてるという考えも疑問。
なんにしても三宮周辺の再開発といい、もっとスピードアップしてやってほしい。
このニュースを見た時にshirokumaさんと同じように新築する必要があるのかな?甚だ疑問に思いましたね。
市は空きを埋めるために破格で賃貸してると聞きますし。
三宮再開発に県が絡んでいるのかどうかは知りませんが、県庁近辺の公社ビル、県民会館等も整理してしっかり再開発費用を捻出して欲しいと思いますね。
お久しぶりです。
突然自宅近くの開発計画が発表され、驚きました。
大橋工区で建築が進められている建物も、マンションですし、駒ヶ林周辺では珍しいオフィスビルになりますね。
記事内で掲載されていた画像ですが、その後の野瀬病院の新築もあり、実際はこの2/3程度の敷地面積でしょうか。
思惑はどうあれ、南北を結ぶ幹線沿いの空き地がまた一つ埋まる事になり、残るは大橋4交差点南側の敷地のみとなりますね。
震災から20年を経て、多難ではありますが少しづつでも有効に活用されるのであれば地元民としては喜ばしい事です。
1000人単位の就労予定だという事ですが、ハコモノだけが独り歩きの寂しい状況が少しでも活気づく事を期待してやみません。
神戸市の記者発表資料は、ここで読めます。
http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2015/09/20150928040101.html