ポートアイランドII期

兵庫県立こども病院と新粒子線治療施設

medical191.jpg

ポートアイランドII期地区で建設中の兵庫県立こども病院です。すでに外観はほぼ完成していると言って良いでしょう。現在は内装と周辺整備に工事の軸足が移っています。

medical189.jpg

巨大な建物ですが、こども病院であるが故に淡く明るい色調によって圧迫感を感じさせない印象です。

medical190.jpg

それでも見上げると巨大です。低層部の屋上は庭園が設けられる予定です。

medical192.jpg

ポートアイランド南公園にも隣接しているので治療・療養には適した環境と言えそうですね。綺麗で新しい病院は気持ちも明るくさせます。日本の老朽化した病院はどこも暗い雰囲気で病気を治そうという気力を起こさせるには適していません。欧米の病院は室内も淡いながらもカラフルですよね。病は気からという諺が日本にもあるのですから。

medical193.jpg

兵庫県はこのこども病院と同じ敷地内に小児がんを対象とした新粒子線治療施設の整備も計画しています。計画地は写真のプレハブの建築事務所が立っている場所です。

medical_195.jpg

新粒子線治療施設の完成予想パースです。敷地面積は約3050平方メートルで建設される建物の規模はRC一部S造4階建て、延床面積は約5700平方メートル。事業費は約95億円で建設費が約34億円、粒子線治療装置が約44億円、医療機器・情報システムや用地費などが17億円。年度内に着工し、2017年度下期の開院を目指します。

子を持つ親としてはこういった施設にお世話になることがないのが一番ですが、万が一そういった境遇になった際には体への負担ができる限り軽い治療法が望ましいですね。そうした意味で粒子線治療というのは大きな可能性を秘めていると思います。

medical194.jpg

こども病院から程近い場所で開院しているあんしん病院。この施設も増床計画によって敷地内に新規で追加の建物が建設中です。すでに鉄骨建方が敷地奥から始まっていました。



関連記事
ポートアイランドII期

ポートアイランドプロジェクト 医療産業都市 神戸国際フロンティアメディカルセンターと伊藤忠メディカルプラザ

2014年8月31日
こべるん ~変化していく神戸~
ポートアイランド2期地区の医療産業都市で建設が進められてきた「神戸国際フロンティアメディカルセンター」および「伊藤忠メディカルプラザ」が完成 …
ポートアイランドII期

ポートアイランドスポーツセンター再整備によって最新のスポーツ施設が誕生 ポーアイリボーンプロジェクトが始動

2022年3月19日
こべるん ~変化していく神戸~
1981年に完成したポートアイランドスポーツセンターは夏はプール、冬はスケートリンクとして、年間30万人に活用される本格的な大型スポ …
ポートアイランドII期

県立こども病院と弘貴第3ビルの建設状況

2015年2月18日
こべるん ~変化していく神戸~
ポートアイランド二期地区の医療産業都市で建設の進む県立こども病院です。鉄骨建方が本格化し、部分的にはすでに上棟しています。鉄骨が組み上がってくるとこの建物のスケールの大きさが分かっ …

POSTED COMMENT

  1. sirokuma より:

    こども病院には幾度か行きましたが、重篤な患者が多く一般の病院とは少し違う重苦しい雰囲気があったように記憶しています。
    施設が最新の設備機器と共に、明るく爽やかな雰囲気を備えることはとても重要で、きっと多くの子供が救われその家族の心身の負担も軽減されると思います。

  2. しん@こべるん より:

    sirokumaさん
    そうですね。神戸でそうした病気に苦しむ子供たちを一人でも多く治してあげられるような医療が提供されていければと思います。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です