工事が着々と進み始めたJR三ノ宮駅前旧噴水広場の改良工事。三宮ターミナルビル解体の為に必要な新動線の構築を行なっています。
仮囲いの中にはショベルカーが2台投入され、敷地内の掘削を行なっていました。
以前は木立があった場所に何やらコンクリートの構築物があります。先週まではシートを被っていました。地下と繋がる通排気塔でしょうか。埋設されているH鋼は山留壁を構築する為の親杭でしょうか。左側にも埋まっています。直線状に掘削を進めるようです。
この辺りの地下は駐車場のスロープだったように記憶していますが、どうだったでしょうか。
スロープ下にはいつの間に深く掘り下げられて、この部分はすでに山留壁も構築されていました。
一体どのように新設されるエレベーターや階段が配置されるのかまだ全く分かりません。
前述した駅前広場地下の駐車場は閉鎖されています。その先に旧噴水広場跡の現場があります。
話題は変わりますが、先週の日経新聞中部版はJR東海が名古屋駅西口に新たな超高層ターミナルビル2棟を建設する計画がある事を報じました。名古屋は東口を中心に再開発が進み、世界一の駅ビルとしてギネス認定されているJRセントラルタワーズをはじめ、200m以上の摩天楼が林立する国内有数の超高層ビル群が形成されており、更にリニア新幹線の地下駅工事が進行しています。東口では更に名鉄をはじめとする地権者が新たな超高層ターミナルビルの建設を構想中ですが、JR東海は更にこれまでは駅裏だった西口にも巨大なターミナルツインビルを建てようとしています。大阪でさえも上回ろうとする名古屋の野心は留まる事を知りません。
Meetsの最新号は神戸を特集していますが、この中で神戸の未来を見開きでフィーチャーしています。特に新たな情報はありませんが、JRターミナルビルと阪急の建て替え計画が固まると、神戸阪急ビル、バスターミナルビル、市庁舎建て替え、新港地区再開発に加えて神戸もそれなりに見映えする筈です。
JR三ノ宮駅ターミナルビル解体撤去準備工事 エレベーター基礎工事用の山留壁構築進む
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神戸再開発も内容はかなり充実しているので、とにもかくにもスピードですね。
近畿圏が、中京圏や首都圏に対しても有利なのは多様性だと思います。もちろん近年の名古屋駅の発展は素晴らしいのですが、やはりそれだけだと飽きてしまうのが人情というものです。だから名古屋の人は、休みの日は近鉄特急で関西に遊びに行く人も少なくありません。
近畿圏は、京都・大阪・神戸などの都市が独自性をもっているので、飽きるということがありません。しかし、神戸が必要最低限の投資を怠れば、そうした近畿圏の優位性も揺らぐことになるかもしれません。
また余談ですが、名古屋駅前の再開発で1つ悔やまれるのは、「コメ兵」という名古屋圏を中心に展開する古物商が、駅前に堂々と2階建ての新店を作ってしまったことです(去年5月開業)。これは勿体ないことです。名古屋市は、土地の高度利用を積極的に促しているはずですが、それでもこういう結果になってしまいました。
もちろん民間企業の判断に過度に干渉すべきではないのですが、それが他の企業の投資意欲を損なうような結果にならないよう、行政側のきちんとしたリーダーシップが重要です。ましてや、土地の高度利用に否定的な神戸市の場合でしたら、三宮駅前であってもコメ兵名駅店のようなビルができても不思議ではないでしょう。危機感をもつべきです。
タワマン論議に隠れて、実は神戸でビジネスホテルに次ぐ第3の新規建設ラッシュが起こっているのをご存知でしょうか?
それは老人ホーム新築ラッシュ。
何かを規制すると別の何かが動き始めるんですね。
すでに北野町は老人ホーム乱立間近です。