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フラワーロードと国道2号線の交差点に架かる歩道橋の更新について、神戸市はそのデザイン設計案を公募によって決定する予定です。設計案には以下の条件を満たす事が求められており、最終的に9案の提出がありました。その中から一次審査によって5案が選出され、昨日12月15日に市役所向かいの三宮研修センターにて公開プレゼン形式による5案の発表と質疑応答が行われました。
国道2号による分断感の緩和が課題となっており、南北軸の回遊性向上に向けた取り組みが必要
斬新で高いデザイン性を持ちながら、構造面及び施工面においても実現性の高い、優れた歩道橋
三宮周辺地区と新港突堤西地区・みなとのもり公園をつなぐ『渡りたくなる歩道橋』
プレゼンは1グループ10分の持ち時間が与えられ、更に15分の質疑応答という時間配分で行われました。基本的に写真撮影・録音は禁止され、プレゼン内容の資料配布もありませんでした。またプレゼンターの企業や団体名は伏せられており、A〜Eというグループ名で進められました。まず総括的に、個人的に予測していた交差点上に円形状に架橋するリング型歩道橋を提案したのは1グループに留まり、意外にも残りの4案は全て東遊園地とみなとの森公園の導線をメインの通行ルートにするN字型でした。
どの案にも基本的に共通していたのは以下点です。
・東遊園地内に傾斜の緩やかな長いスロープを設けて橋へと誘導する
・夜間の照明演出にそれぞれの拘りを披露
・基本幅員は4m
N字型が多かった一つの理由として、現状も国道2号線の南側には歩道橋は架橋されておらず、横断歩道が存在します。ここに架橋すると、阪神高速が至近距離にあり過ぎるので、圧迫感や橋が連続する事でアンダーパスが暗くなるといったデメリットがあるからでしょう。
また新港突堤地区の再開発が開始されるに伴い、この歩道橋は新港方面への誘い面も強化されるべきかと思うのですが、新港方面へスロープや橋の延伸を行う案が出てこなかったのは阪神高速の高架が低過ぎるという点もあります。JR神戸駅周辺では阪神高速の下に歩道橋が通っているので出来ない事はないと思うのですが、そうすると橋の高さが現在よりも低くなり、橋のシンボル性や橋上からの眺望が阻害されます。
グループA
架橋形状: N字型
高欄: 格子状
通路面素材:?
特徴: 東遊園地東角に主塔1本を立て、ワイヤーで吊った吊り橋。桁高は0.5mの薄さで圧迫感を与えない。
マイナスポイント:高さ20mの主塔と橋外観のバランスに洗練性やシンボル性を感じない。
グループB
架橋形状: リング型
高欄: 強化ガラス(スロープには格子)
通路面素材: 天然石調目地タイル
特徴: 内側に角度を付けた4本の柱で直径を最小限に抑えたリングを支える。近未来的でクールな印象を与える。歩道橋としての機能性・回遊性が高い。
マイナスポイント:アイディアとしての先進性・神戸らしさに欠ける。
グループC
架橋形状: N字型
高欄: 格子状
通路面素材: 木目調コンクリート平板
特徴: 東遊園地とみなとの森公園を結ぶアプローチに弓をモチーフとした高さ5mのアーチを設置。アーチをRGBのLEDで様々な色に演出。橋上の欄干下を植栽化し、公園からの連続性を図る。
マイナスポイント:施工期間が長期化。
グループD
架橋形状: N字型
高欄: 剛板
通路面素材:?
特徴: スーパーインポーズ構造で高欄から橋桁まで一体構造。側壁に最大直径115mmの穴を複数開け、光が漏れるよう演出。デッキ上に照明にもなるオブジェを設置。橋底面にも照明を設置。
マイナスポイント:桁の厚みが2mを越えて、圧迫感を生む。
グループE
架橋形状: N字型
高欄: ガラスと支柱
通路面素材: 煉瓦材
特徴: 東遊園地とみなとの森公園を結ぶアプローチにアーチを設置。細部に渡って煉瓦、スクラッチタイル、導光板、鋳鉄等の素材に拘る。
マイナスポイント:構造上、アーチの位置が北側ではなく南側のみ。
ただどの案も想定を上回るような奇抜な発想はありませんでした(阪神高速の更に上をオーバーパスして新港町まで誘う等)。
「渡りたくなる橋」にはやはり東遊園地から連続したアプローチが必要です。ほとんどの案がこのスロープを現在よりも西側の公園寄りに移設する事を提案しています。その長さや勾配は案によって異なりますが、スロープ下の処理にも配慮が必要となります。
ただこのスロープの配置等については東遊園地の再整備計画と合わせて考えなければなりません。よって同公園の再整備基本構想がまとまらないと、この歩道橋計画も前進させる事ができません。もしくはスロープをもっと長くして、フラワーロードのより北側歩道から歩道橋へと連続的に誘う形でも良いかと思います(このアイディアはどの案にもありませんでしたが)。
今後のスケジュールですが、最優秀案の選考は審査によって年内に発表されるとの事です。その後の実際の歩道橋整備についてはまだ未確定です。またこの税関前歩道橋に加えてこれから波止場町の歩道橋についても同様のアプローチでの設計案公募が行われるのではないかと推測します。
今回、こうした公開プレゼンという形式を採用した事で、より市民に広く開かれた事は評価に値すると思います。土曜日に開催された点も◎でした。こうした公開は平日でしかも傍聴10名限定といった非常に閉鎖的な条件であるのが常です。今後こうした開かれたプレゼンコンペの企画を増やして欲しいと思います。
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どうせならフラワーロード上空を人工地盤にして新しくなる三宮駅ビルからウォーターフロント地区までつなぎ、かつポートライナーを少し段差をつけて移設(イメージとしては北九州モノレールの小倉駅みたいな感じ)すれば神戸空港から降りて直接都心部に入っていけるので都市の格も上がって良さそうだけど、資金面でむりですよね
これは難しくめずらしい案件ですね…。
全国的に歩道橋が減る中で、再架橋とは。
歩道橋は個人的に嫌いです。
まぁを捌かなきゃいけないので致し方ないのかな。
三宮の再開発を加速させて頂きたいものですね。
ハッキリ言えば地下道でいいと思うんですけど。
個人的には歩道橋は好きではありません。
ウオーターフロント線を造り、阪急か阪神線を一駅分延伸してもらったらいいと思います。そのついでにサンチカも延伸してもらえたら、神戸市にもH2Oリテーリングにもウインウインです。
長く緩やかな歩道橋、幅員4mは自転車も可という事ですかね?流れを作りたいのならEVとエスカレーター必要でしょう。それに歩道橋が怠いのは対面までの動線が長くなること。ビーナスやしおさい公園からの眺望よりこの交差点上に人工地盤創ってそこに賑わい施設としてレストランや土産物店とか作って、フラワーロードを通して六甲山を見せる眺望ポイントにしちゃえばいいのに。人工地盤の真ん中に『コナズ珈琲』でも誘致したら結構、流行りそうだけど。散歩も楽しくなるし。東公園の鳥や虫の声も聴けるしね。これくらいやらないとだらだら歩くだけなんてちっとも面白くないよ。綺麗なトイレの整備やゴミステーションも必要だね。散策していて何が不便かもっと利用者目線で考えないと、役所の思惑に利用者を従わせようとするのは限界があると思うな。
上の匿名、なまえ入れ忘れちゃいました。
通行量が一番多いのは、JR⇔そごう間と交通センター⇔マルイ間の歩道橋でしょうが、ここは何れも大規模店舗と駅直結で高低差利用です。動線も短くマルイ前には地下直結のEVがあります。そごう前は植込みは綺麗ですが左右通行の振り分けが不明瞭で歩きにくい。
これより少し西のセンタープラザと阪急を結ぶ歩道橋の通行量は横断歩道の通行量に比して格段に低い。ここは高低差が無い事が大きい。バリアフリー化されておらず駅側からだと自力で登らないといけない事。浜側からだとセンタープラザ内のエスカレーターが進行方向裏側になり動線が長くなるので利用者が少ないと思う。エスカレーターが浜側から進行方向についていれば歩道橋利用者数は増えるんじゃないでしょうか?基本、横断歩道の待ち時間よりも早く楽に渡れるものじゃないと利用者は増えないと思います。でなければ楽しめるものしかないでしょう。